- ブレインダイブはマジックなの?
- 超能力ではないの?
- 新子景視はマジシャンなの?
今回はこのような疑問にお答えします。
ブレインダイブをご存じですか?
新子景視(あたたしくん)さんが、テレビなどで披露して一気に有名に不思議なパフォーマンスです。
今回はこのブレインダイブがマジックなのか超能力なのか?について、新子景視さんがテレビで見せてきたパフォーマンスや本人の証言などを紹介します。
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新子景視(あたらしくん)の経歴
まずは、新子景視さんがマジックを始めたきかっけや、ブレインダイブが誕生した背景などを紹介します。
新子景視(あたらしくん)のマジックのきっかけ
生年月日が1987年3月31日和歌山県に生まれました。
マジックをするようになったきっかけは子どもの頃に母親が見せてくれたトランプマジックから影響を受けています。
あたらしくんの母親はたまたま一つだけでしたが、カード当てマジックができたそうで、そのマジックを目の前で披露してくれたことが、衝撃的だったそうです。
それからマジックに興味を持ち、近くの図書館へ行って独学でマジックの本を読んで学んでいったという。
これまで、師匠にはついたことがなかったので、必然的に自分の母親がマジックの師匠ということになるというとのことでした。
16~17歳の頃、父親の仕事の関係で施設に慰問に行って、子どもたちにマジックを披露してお金をもらったといいます。
新子景視さんは、17歳でプロデビューとなっていましたので、おそらく、お金をもらった時点でプロという自覚をもって披露していたのだと考えられます。
高校1年生の頃には文化祭でもマジックショーを行ってましたが、この頃は、まだマジックで生活をしていくとは考えてもいなった。
また、両親からもマジックそのものはいいけど、仕事にはしないほうが良いと言われていました。
ターニングポイント
関西大学社会学部にいた新子景視さんは、3年生のときに、大学のゼミの教授からこう言われた。
「お前は他の生徒と違う。他の生徒と同じような就職活動するのではなく、マジシャンになれ」「本質的に他の子と違っていることを気付け」
といったことを言われたそうです。
このように言われるまで新子景視さんは、マジシャンとして生活をしようとは、まったく思っていなく、ほかの生徒と同じように就職するつもりでした。
「両親からも反対されている」とその教授に言ったところ、両親を連れてきてもらい説得させてしまったといいます。
これによって、新子景視さん自身もマジシャンとしてやっていくという気持ちが傾いていき、その後、大学を卒業して3年間の時間をもらい、飲食店に勤めてマジックを披露していた。
その後、2011年に、GEAR(ギア)のオーディションに合格します。
ギアとは、2011年に京都で誕生したセリフを使わない演劇公演の行うエンターテイメント集団のことでです。
また、アメリカ・ハリウッドにある会員制クラブ「The Magic Castle」のメンバーを獲得している。その後、テレビなどでもブレインダイバーとして活躍することとなる。
所属は、(株)SLUSH-PILE
ブレインダイブとは
ブレインダイブは相手の脳に入りこんで、本人しか知り得ない情報を抜き取るといったマジックである。
ブレインダイブとの出会い
新子景視さんは少年時代から好奇心が旺盛で、心霊現象やオカルトなど、超常現象に興味を持っていた。
それと同時にマジックの練習にも励んでいた。マジックを人々に見せていて、「もっとすごいマジックを披露したい」という向上心がありました。超常現象をマジックで表現できないものかとも考えるようになりました。
その後、「メンタルマジック」に興味を持つようになりました。
メンタルマジックは、相手の考えていることを読み取ったり、透視、予言といった、超能力のような現象をマジックを使って表現するパパフォーマンスのことです。
そこから、ブレインダイブといったパフォーマンスを、従来からある古典マジックやメンタルマジックを組み合わせることによって、新しいマジックとして作り上げました。
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Mr.マリックの影響も受けている
新子景視さんがマジックを始めたきっかけは、母親が見せてくれたトランプマジックだった。
その後自分で本を読んでマジックを学んでいるときに、当時、特番でMr.マリックさんがテレビで披露している超魔術を見て、マジックなのか超能力なのか分からない世界に、どんどんのめり込んでいったと言います。
マリックさんの本を購入したり、テレビに出ている番組を録画してテープが絡まってしまうくらい何度も見て研究していたそうです。
Mr.マリックさんが目指していたのは、マジックを見て「わからない」というものではなく「ありえない」というものだったといいます。
タネがないと思わせるくらいの不思議な世界を目指していたと言います。新子景視さんはそれを継承しているとマリックさんは言います。
ブレインダイブは造語?
ブレインダイブは造語です。
この名称が作られたきっかけは、関西のテレビ番組でブラックマヨネーズの「ウラマヨ」に出演する際の話です。
この番組が新子景視さんの初めてのテレビ出演であった。
そのときに、番組スタッフと協議をしたときに、何か造語を作らないかという会議になったのです。
会議では、いろいろな名称が出てきた中で、最終的に新子景視さんがしっくりきた言葉が「ブレインダイブ(脳に潜り込む)」でした。
メンタルマジックとしては一番わかりやすいと思ったそうですね。
このような名称は自分で考えてもなかなか良いものが出てこないと言われています。ちなみにMr.マリックさんの「ハンドパワー」も、マリックさん本人が考えたものではなく、見ていた人が付けたものと言われています。
代表的なブレインダイブのパフォーマンス
新子景視さんのブレインダイブの中で、話題になった代表的なパフォーマンスを2つほど紹介します。
初恋の名前を当てる
新子景視さんが、有名になったパフォーマンスの一つに、相手の初恋の人の名前を当てるというものがあります。
これは、本人しか知りえない情報の中でも、きわめて秘匿性がある話題です。テレビなどでこのパフォーマンスを行い、見事に当てることができたことから話題となりました。
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数字を当てるマジック
4行×4列の数字を当てるパフォーマンスも話題になりました。
相手が発言した、二けたの数字を当てるというブレインダイブです。
このパフォーマンスも話題になりましたが、これは「魔法陣」というマジックを使ったものです。
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ブレインダイブは古典マジックのアレンジと告白
2016年3月25日放送の「ダウンタウンなう」にブレインダイブの新子景視さんが登場。
今回はダウンタウンと坂上忍さんを 相手にブレインダイブを披露した。
ブレインダイブとは、相手の脳の中に 侵入し、思っていること、考えていることを当てるという、いま話題となっている、新子景視さんのキャッチフレーズ的なパフォーマンスです。
基本的には、超能力風のメンタルマジックなのですが、メンタリストのDaiGoさんとはちょと違った雰囲気です。
新子さんは、クールな感じで細身でカッコイイ。
今回披露したものには、いくつか古典的なマジックらしいものが含まれていた。
今までテレビでは、まったくマジックとは思えないようなパフォーマンスが多かったのですが、今回、新子さんが披露したのは、 透視2種類、マークの移動、トランプマジックの合計4種類のマジックだった。
この中で、最初のマジックは、昔からあるマジックという印象があった。
そして、新子景視さんの口からも、質問に対して「古典マジックをアレンジしている」と言ってました。
ちょっとだけネタバレ的なコメントですね。
では、今回はいったいどんなマジックをしたのか?
数字と文字を当てるマジック
最初のマジックは、数字と文字(アルファベット) 当てマジック。
あらかじめ、新子さんはボードに鉛筆で数字を書いた。
そして、ダウンタウンの松本人志さんに「1から100までで好きな数字」を言ってもらった。
松本さんが言った数字と新子さんが紙に書いた数字が一致していました。
同じように、ダウンダウンの浜田雅功さんには、アルファベットのAからZの中で好きなアルファベットを言ってもらったのを当てた。
このマジックでは、新子さんが紙に数字や文字を書いた後、その鉛筆を坂上忍さんに渡していましたので、何も書くものを持っていなかった状態になります。
超魔術師のMrマリックさんが、昔、テレビに出演したての頃は、これに似たようなマジックを見せていたことがあったのを思い出しました。
食べ物を当てるマジック
「同じことはまたできるの?」と質問されて、新子景視さんは、さきほどダウンタウンに見せたものとはちょっと違った演出をしました。
坂上忍さんには、好きな食べ物を紙に書いてもらった。
新子さんはペンとメモ帳を渡し、その紙にはペンでマルを書き、「このマルの中に好きな食べ物を書いてください」と言った。
坂上忍さんは「チキン」と書き、それを新子さんは見事に当てました。
このとき、ペンやメモ帳、紙はすべて坂上さんが持っていたので、とても不思議に感じました。
手に書いた文字が移動するマジック
次に新子さんが見せたマジックは、「手に書いた文字が移動する」というパフォーマンス。
最初に新子さんは、松本人志さんの手の甲に、×(バツ)の文字を書いた。
それを、新子さんが手でこすっていくと少しずつ消えていったのです。
単純にこすっているのかな?とも思えるのですが、新子さんの表現としては、「文字が少しずつ、手の中に入ってます」、と言ってました。
そして、完全に消えたところで、松本さんの隣にいた浜田雅功さんは、あらかじめ握っていた自分の手を開くと、そこには×(バツ)の文字が移動していたのです。
このマジックはたしかに古典ではありますが、浜田さんの手にあった×の文字がいつ書かれていたのかが、よけいに不思議に思えました。
トランプの枚数が減るマジック
そして、最後のマジックはトランプマジック。
これは、初めて見た現象でした。
坂上忍さんがダイヤのエースに名前を書き、トランプの束の中に入れて、手にもっていると、どんどんトランプが減っていったのです。
そして残ったカードが、ハートのカードと坂上忍さんが名前を書いたダイヤのエースだけだったのです。
いままで見たことがないトランプマジックでした。
今回、ダウンタウンなうで見せてくれたマジックでは、たしかに古典マジックのアレンジだということが分かりました。
でも、それはほんの一部であって、
坂上忍さんの好きな食べ物を当てたマジックや最後のトランプマジックは本当に不思議でした。
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新子景視さんの動画あたらしくんで謝罪
新子景視さんのYouTubeチャンネルあたらしくんでは、謝罪をしています。
- 初恋の相手の名前を当てるといったパフォーマンス
- スマホのロックを遠隔で暗証番号を押して外すということ
- 相手の携帯番号を当てて、その場で電話をかけてみたり
- 初対面の人の名前を当てたり、
などでお騒がせしていることの謝罪動画です。
一応、今後もマジシャンらしい活動をしていきたいといった決意表明でもあります。
あくまでもこれはマジックです、と強調しつつも、どう見てもこれからも超能力としか思えないようなマジックを披露していくようですね。
ブレインダイブに仕込みがあるのか?
ブレインダイブに仕込みはあるのだろうか?
という疑問が湧いてくることでしょう。
ブレインダイブは、新子景視さんご本人も言ってますが、「マジック」です。
マジックとしてのネタの事前準備という考えからすると、当然、仕込みはあります。
なぜなら、マジックにはタネが存在するからです。
それは、私の含めて、マジシャンが観客にマジックを見せる際には、ネタの準備をいろいろなところにしておきます。
そういった意味での仕込みはします。
しかし、「観客に対する仕込み」は、基本的にしません。
観客に、口裏を合わせて、「演技でリアクションしてください」、とか、「事前に初恋の人の名前を教えてもらっている」などのいわゆる、サクラは使っていないと考えらえます。
後述していますが、新子景視さんご本人は、サクラを使うと、もうマジックとして成立しないという考え方をお持ちですので、それは使っていないでしょう。
ただ、ブレインダイブの現象は、超能力風に見せているところにあります。
この現象を見て、「超能力なのでは?」と思わせるところに、ブレインダイブの面白さがあるからです。
新子景視さんご本人は、ブレイダイブはマジックだと言っているにも関わらず、観客や「いやいや、そうとは言っているが、本当は…隠しているでしょ」と思わせる、ギリギリのところに、ブレインダイブの魅力があるのだと考えます。
これは、かつてのMR.マリックさんの影響を受けていることから、できる限りタネの存在を感じさせない演出をしているからなのでしょう。
ブレイダイブはサクラを使っているのか?
ブレインダイブは、あらかじめ打ち合わせをしている人を参加させているといった、サクラを使っているのでは?
という疑問に対して、新子景視さんは、ご自身の動画で説明しています。
「ブレインダイブがサクラなのでは?」と疑念を抱いてもらうということは、マジシャンにとって、ある意味、誉め言葉とも受け取ることができる。
新子景視さんは、「あたらしくんの動画では1回もサクラは使っていない」とキッパリ言っています。
ここで、新子景視さんが、「サクラ」について、言及しています。
「サクラを使うと、マジックとは言えない。ただの演劇になってしまう」
動画を見てもらうと、リアクションは本物だと感じていただける。
マジックを知っている人が、ブレインダイブを見たときに、分からない原理があったから、これはサクラだと決めつけるのは、違うと考える。
実際にサクラではなく、お客さんが驚いているのは事実である。
マジックを知っている人にもっても、まだまだ知らない手法がある。
自分の知らないやり方があったときに、想像できないからといって、ヤラセだとかサクラだとかと決めつけるのは、幅を狭めてしまいもったいないと考える。
あくまでのマジックであり、種や仕掛けはあることを前提に
テレビ向けの内容、ライブ用の内容、YouTube用などと使い分けていることが大切と考える。
「一切サクラは使っていない」
「サクラを使うとマジックではない」
私もマジシャンであるので、サクラを使うとマジックではないと十分理解している。
この話も信じるか、信じないかはあなた次第だが、今後もサクラを使うつもりはない、とおっしゃっていました。
ブレインダイブはマジックをアレンジ?
2016年4月1日放送の「白熱ライブビビット」に出演した際には、トランプを使ったブレインダイブを披露してます。
そのときは、古典と言われるマジックを使ってブレインダイブを披露していました。
新子景視さんが言うように、ブレインダイブは、古典マジックをアレンジしているということは正しいと考えられます。
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ただし、どうみてもタネが存在しないのでは?と思わせてしまうマジックも、パフォーマンスの中に組み込んでいるので、本当にマジックなの?と思わせてしまうところがスゴいところです。
最後に
今回は、新子景視さんのブレインダイブが誕生した経過について紹介しました。
Mr,マリックさんの影響を受けていることからも、タネの存在を限りなく分からないようにしているのがブレインダイブです。
古典マジックをはじめ、さまざまなメンタルマジックを駆使して、タネの存在を感じさせず、もしかしたら超能力なのかも?と思わせるパフォーマン スこそがブレイダイブなのでしょう。
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まとめ
- ブレインダイブは造語である
- Mr.マリックの影響を受けている
- ブレインダイブは古典マジックのアレンジと言っている
- ブレインダイブはタネの存在を感じさせないマジック
- 新子景視は、今後もマジシャンとして活動する
- マジックグッズを使用したブレインダイブもある