- ロープを使ったマジックを覚えたい
- 1本のロープだけでできる手品
- 結び目が移動するマジックはどうやるの?
- 大人数の前で披露できる手品の種明かしを知りたい
このようなリクエストにお応えいたします。
ロープ1本だけで、大人数の前でできるマジックを覚えておくと、とても助かります。手軽に持ち運べますし、少しの準備ですぐに演じることができます。ある程度の手順と流れがあると、時間をもたせることもできます。
いつでも、どこでもできて、大人数の前で、できるマジックを身につけると、自信がつきますよ。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
マジック歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会でマジックを披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
このような私が、解説していきます。
今回は、ロープの結び目が、右や左に移動したり、最終的にはその結び目が消えてしまうマジックを紹介します。
ロープ1本あればできますので、覚えてしまえば、テーブルも使わずに、いつでもどこでも披露することが出来るようになりますので、一生涯にわたって使えるレパートリーになることでしょう。
さっそく解説していきます。
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ロープの準備
ロープは、手軽に入手するなら、百均などで販売している手芸用で対応できます。
長さは、およそ1.3mです。
先端が、ほどけてくると扱いにくくなります。
セロテープを用意します。
セロテープの先端をテープで巻きます。
ロープの先端を少し、ハサミで少し切り取ります。
ロープの先端にテープが残っていますので、ほどけてこなくなります。
また、木工用ボンドで、ロープの先端をノリ付しておくと、ほどけてこなくなります。
ロープのウソ結び(フォールスノット)の作り方
このマジックを行う上で、必要となるロープのウソ結びの作り方です。
フォールスノットと言います。
ひっぱるとほどけるように、作ります。
それでは作り方です。
ロープのはし付近で、輪を作ります。短い方を上にします。
短い方のロープを、輪の下から上に出してきます。
短いほうに山を作って、輪の途中まで出します。
輪を引っ張って、キュっと締めます。あまりキツ過ぎず、緩すぎず調整します。
ロープの両端と真ん中の三か所に、ウソ結びを作ります。
ロープの結び目が移動するマジックの実演
通常、ロープの長さは1.3mほどですが、撮影上、写真におさまるように、短めのロープを使っています。
ロープの両端を両手で持っています。
ロープの中央に、結び目が一つあります。
左手で、中央の結び目をもって、左手のほうに引っ張ってきます。
中央にあった結び目が、なくなって、
左手を開くと、結び目があります。
結び目が、中央から左手に移動しました。
次に、右手で、左手にある結び目を
引っぱってきます。
右手のほうまで、引っぱってきて、
右手を開くと、結び目があります。
左手にあった結び目が、右手に移動してしまいました。
ロープを両手でもって、右手にある、結び目に息をかけます。
すると、結び目がほどけてしまいます。
と、思ったら、ロープの左端に結び目がありました。
結び目は、ロープの右端から左端に、飛び移ってしまいました。
さらに、その結び目を、
右手でつかんで、
ロープの中央にもってきます。
右手をひろげると、ロープの結び目は、消えてしまいました。
ロープの結び目が移動するマジックの種明かし
ロープの結び目は、本当に結んではいません。
最初にお伝えした、ウソ結びを三か所作っておきます。
まず、ロープの持ち方です。
ロープの両端の結び目を、両手ですくい上げるように持ちます。
両手を握ります。
手の中には、あらかじめ作った結び目があります。
手を握った状態なので、観客からは、結び目は見ていません。
ロープの真ん中には、結び目があることに、注目してもらいます。
左手を使って、真ん中の結び目をつかんで、そのまましごいていきます。
この時点で、結び目をほどいてしまいます。
ロープをつかんだまま(しごきながら)、左端に移動させて、
左手を開いて、あらかじめ隠していた、結び目を見せます。
そうすると、ロープの結び目が、真ん中から、左手に移動したように見えます。
次は、右手で、左手にある結び目をつかんだフリをします。
つかんだフリをすると同時に、左手を握って、結び目を隠してしまいます。
と、同時に、右手でロープをつかんだまま(しごきながら)、右端に移動させてきます。
右端にきたら、右手をひろげて、あらかじめ隠していた、結び目を見せます。
そうすると、左手にあった結び目が、右手に移動したように見えます。
次は、右手側にある結び目の近くを持って、結び目に息を吹ふきかけると同時に、ロープの両端をひっぱると、
結び目がほどけます。
結び目が消えたように見えます。
と、同時に、左手を開いて、左手に握っていたロープを離して、結び目を下に落とします。
そうすると、右側にあった結び目が消えて、左端に飛び移ったように見えます。
(ここが一番ウケるところです)
最後は、結び目を
右手で握ってしごいていくと、結び目は、ほどけます。
ロープの両端は、左手に持ちながら、そのまま、ロープの中央あたりで、
結び目を取ったようなフリをして、
握っていた右手を、ひろげます。
右手をひろげると、手には何もないので、結び目が消えたように見えます。
以上となります。
ロープマジックを披露する前に、ちょっとした小ネタを入れると、ウケます。
ロープは、いわゆるヒモですね。
私は、ロープマジックの前にこんな小ネタを使っています。ご参考ください。
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最後に
今回は、ロープの結び目が移動するマジックを紹介しました。
このロープマジックは、ロープ切りのように、消耗するものとは違うので、1本あれば、何回でも演じることができます。
テーブルも使わずに、手軽にできますし、それでいて、一つの手順になっているで、ぜひ覚えておくことをオススメします。
覚えてしまうと、けっこう自信がつきますよ。
あとは、ロープの輪っかができる手品とセットで覚えておくと、手順をひろげることができますので、ご参考ください。
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