トリックハンターというテレビ番組で、ギリシャの超能力者ザクリスがやっていた予言のマジックの内容と種明かしを知りたい。
こういった疑問にお答えいたします。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
マジック歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会でマジックを披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
このような私が、解説していきます。
トリックハンターというテレビ番組で、ギリシャの自称超能力者ザクリスが、Dr.レオンの前で棺桶を使った予言のマジックを披露しました。
今回は、その内容と種明かしを紹介します。
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トリックハンターとは
2011年から不定期に「見破れ!!トリックハンター」という標題で、放映されていた。
その後、レギュラー化され「真実解明バラエティー！トリックハンター」というタイトルで、2014年7月23日から2016年8月17日まで日本テレビ系列で毎週水曜日に放映された。
世の中に存在する、マジック、超能力、世界のミステリーをなどを含めたさまざまなトリックを究明するバラエティ番組。
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Dr.レオンとは
Dr.leon（ドクターレオン）は、時空のファンタジスタ 魔術師Dr.レオンとして、2006年からメディアの特別番組から出演。
本来は、ヒロ・サカイとして活動しているマジシャンである。
世界的なイリュージョニストであるデビッドカッパーフィールドのテレビ番組にマジックのアイデアを提供するなど、国際的に活躍しているマジシャン。
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ギリシャの超能力者ザクリス
ギリシャの自称超能力者ザクリスは、世界的な超能力者であるユリ・ゲラーが主催する世界超能力コンテストで優勝し、ユリ・ゲラーも認めた人物。
ザクリスの未来予知的中率は、100％であるという。
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ギリシャの超能力者ザクリスと対決するDr.レオン
2013年9月23日に放送された、「見破れトリックハンター」では、毎回恒例となった、Drレオンによる、超能力の秘密を暴くというコーナー。
今回は、ユリ・ゲラーの超能力コンテストで優勝した、ザクリスというギリシャの超能力者のトリックを暴くというもの。
ザクリスが得意とするのは予知能力。
今回、ザクリスが披露するのは、棺桶によるロシアンルーレット。
ザクリスは、４つの棺桶と、４枚の封筒を用意しました。
カンニング竹山に、３枚の紙に「FIRE」と書かせ、１枚には、「SAFE」と書かせた。
それを、ザクリスが用意した封筒に入れる。
次にその４枚の封筒をバラバラに混ぜて、テーブルの上に並べる。
テーブルの向こう側には、棺桶が４つ並べられている。
ザクリスは、暗幕で隠した状態で、４つある中の１つの棺桶に入った。
そして、カンニング竹山は封筒に入った紙を取り出し、FIREと書かれた紙と同じ番号の棺桶に、スタッフが 火をつけていった。
最後に残ったSAFEと書かれた紙と同じ番号の棺桶の中にザクリスが入っていた。
どうして、ザクリスはSAFEと書かれた紙の入った封筒が分かったのか？
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それは、封筒に仕掛けがあったのだ。
Dr.レオンが未来予知のトリックを暴く
封筒は４枚ともすべて、ザクリスが用意したものであり、ザクリスが「FIRE」と「SAFE」と書かれた紙を入れていた。
番組では、Dr.レオンが新品の封筒と交換するように提案した。
ここでザクリスは負けを認めた。
実は「SAFE」と書かれた紙の入っていた封筒には、小さな切込みがあったのだ。
封筒を見れば、どこに「SAFE」と書かれた紙が入っているのが、分かるようになっていた。
ザクリスは、この切込みの入った封筒のある番号の棺桶に入ったため、安全な棺桶に入ることができたのだ。
単なるマジックです。
しかし、マジックとしてはここから学ぶことがあります。
ザクリスのタネの隠し方が巧妙
ここで、分かったことは、カンニング竹山は、FIREと書かれた紙と封筒は、確認し終わったら、火の中に入れ燃やしていたのだ。
封筒をそのまま残しておけば、４枚の封筒の違いを比べられるとすぐにネタバレされてしまう。
しかし、FIREと書かれた封筒は、確認が終わると火で燃やすように指示しているところです。
このように、タネとなる証拠をうまく隠すことができていたのですね。
自然に行っているように見せることが大切。
もしも、このような証拠を隠すことを行わなかったらスグにバレることであろう。
それはシンプルな仕掛けであればあるほどバレやすい。
そう、今回は、最後にDrレオンが、封筒と紙を燃やさないようにカンニング竹山に指示したため、簡単にタネを見破ることができたのだ。
マジックで大切なことは、自然な動作の中で、いかにタネを用意するか、そして処理するか、ということですを学ぶとができました。
最後に
いかかでしたか？
今回は、ギリシャの自称超能力者ザクリスのパフォーマンスをDr.レオンがそのトリックとして暴く内容でした。
番組のシナリオ自体は、ちょっと茶番じみたところがありますが、マジシャンとしての目線で見ると、演出方法や、タネの処理の仕方などは、学べるところがあるかと思います。
特に、今回のネタバラシから学ぶことは、ネタの処理のやり方ですね。
シンプルな仕掛けほど、ネタバレとなる証拠をうまく隠してしまうことが大切ということでした。
世の中には、超能力者だと称してパフォーマンスを行って注目を集めている人がまだまだいるというシナリオ設定で今後も続くようですね。
次回のDr.レオンは、どこの国の超能力者のトリックを暴くのか期待しています。