- 「マジックブックって何?」
- 「どんなマジックなの?」
- 「仕組みはどうなっているのか知りたい!」
- 「やり方は簡単なの?」
- 「ディズニーのキャラクターもあるの?」
こういったリクエストにお応えします。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
マジック歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会でマジックを披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
このような私が、解説していきます。
子どもに人気のマジックの一つに、「マジックブック」があります。
マジックに興味がある方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。「カラーリングブック」と言ったりもします。
ここでは、マジックブックがどのような仕組みになっていて、どのように演じるのか解説するとともに、おすすめのディズニーマジックブックを紹介します。
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マジックブックとは
マジックブックは、マジック用の絵本です。
パラパラとページをめくると何も描かれていないページしかありませんが・・・
おまじないをかけると、色がついていない絵が現れます。
さらに、おまじないをかけると、カラフルな色付きの絵が現れてきます。
マジックブックは主に2パターン
マジックブックから絵が現れるのは、主に2パターンになっています。
①白紙のページ から、カラーの絵に変化
②白紙のページ → モノクロの絵のページ → カラーページ
大まかにいうと、この2パターンです。
上記のマジックブックは、②のパターンですね。
マジックブックの仕組みは?
ここではマジックブックの種明かしになります。
ご自身で作ってみたいと思った方は参考になると思います。
マジックブックは、白紙のページと、色が付いていない絵があるページとカラー絵があるぺ―ジなどが、交互になっています。
それぞれのページは、少しカットされている個所があります。
そのため、ページをめくるときに、ページを押さえている位置を変えることによって、白紙のページであったり、絵だけのページカラー絵が描かれているページを簡単に変えることができます。
それでは、、絵本の構造について画像で説明します。
ページが少しカットされています。
白紙のページは、上部が少しカットされています。
色が付いていない絵だけのページは、下部が少しカットされています。
そして、カラーのページは上部と下部ががカットされています。
絵本の各ページをパラパラとめくるとカットされたページは現れません。
次は絵本を押さえている、左手をよく見てください。
たとえば、白紙のページを見せたい時は、ページの下部を押さえてめくります。そうすると、カットされている他のページは開かれないため見えません。
色のない絵だけのページを見せたい場合は、ページの上部を押さえてめくります。そうすると、白紙のページと色付き絵のページは、ページがカットされているため、開かれません。
カラーのページを見せたい場合は、真ん中を押さえてめくると、白紙のページと色のない絵のページは、ページにはカットが入っているため、開かれません。
つまり、押さえる手の位置をずらして、ページをめくることによって好きなページを出すことが可能になります。手をおさえる位置によって、どんなページが出てくるかは、それぞれマジックブックによって違いますが、構造はどれも同じになります。
マジックブックは簡単?難しい?
マジックブックって、簡単に使えるの?と疑問に思いましたか。
結論から言いますと、とても簡単です。
ただ、見せるだけであれば、ほぼ練習いらずでできるマジック道具です。
大人が子どもに見せる場合は、スグにできますし、小学校4年生以上であれば、やり方を数回覚えるだけで簡単にできることと思います。
見せられる対象、ウケる対象
保育園や幼稚園、小さな子どもが集まるところで見せられます。
学校の先生や、保育士の先生は、1冊持っておくと、便利です。
年長さんと呼ばれる5歳児でもウケますし、3歳以上であれば、回りが驚いている声などにつられて、その雰囲気を楽しむことができます。
マジックブックの見せ方
マジックブックは、やり方そのものはとても簡単ですが、せっかく見せるなら、その場が盛り上がったり、子どもたちに喜ばれたいですよね。
ここでは、子どもが喜んだり楽しんだりできる、ウケる見せ方を紹介します。
3段階パターンの場合。
3段階パターンとは、白紙 → 色なしの絵 → 色付きの絵 で見せられるマジックブックです。
結論からいいますと、実際にマジックを見せる場合には、それぞれの間を開けることです。
それぞれのページを見せる間隔をあけないまま次々と見せていきますと、ページをめくる位置が違うと気づかれる可能性もでてきます。
そうならないために、間をつくります。
間の作り方は、子どもとのやり取りをするのが一番よい方法です。
最初に、絵本を持ってきたと伝えて、
「この絵本には、どんな絵が描かれていると思う?」と聞いたりします。
そうして、絵本を開いてみると、何も描かれていないことに、マジシャン自身が驚きます。
「あれ?おかしいなぁ~、絵本なのに何も描かれてないぞ」
などと言って、マジシャン自身が驚く演技をします。
次に、「この絵本に魔法をかけます。みんな一緒に魔法をかけてくれるかな?」
と、子どもに呼びかけます。
一度目、「ワン、ツー、スリー」と子どもたちに声をかけてもらいますが、まだページは白紙のままだと、見せます。
次に、「もっと声を大きくして、魔法をかけてね」と言って、もう一度かけ声をかけてもらいます。
このような感じで、子どもとのやり取りの時間をもたせます。
タネがバレにくくなることもありますが、、1つの手品で時間稼ぎにも役立ちます。
そして、最後に色付の絵のページを見せる場合です。
これは、子どもに、今、着ている服の色を手に取ってこの絵本に投げてみて、と言います。
「みんなで一緒に、この絵に色を付けてみよう」など、子どもの服の色をすべて合わせて、絵に色を付けると言います。
子どもが自分の服を握って色を取るような動作をします。
その手を握ってもらって、マジックブックめがけて投げてもらうように言います。
そうして、手に握った色を絵本に投げてもらうと、「絵本に色が付いた!」と、子どもにも参加させることができます。
このようなストーリーを用いることによって、時間を稼ぐことができますし、マジックブックを押さえている手の位置を変えたとしも、気付かれることはありません。
また、子どもも一緒に参加できることによって、盛り上がることができます。
以上が基本的なマジックブックの仕組みと使い方になります。
マジックブックにはいろいろなキャラクターものが販売されています。
マジックブックおすすめ4選
マジックブックは、手品初心者の方でも簡単に演じることができます。
また、子どもにとても喜ばれることから、マジック上級者の方もマジックショーで取り入れるくらい人気のマジックグッズです。
マジックブックは仕組みが分かれば、自作も可能ですが、時間や労力など手間がかかります。
作るよりも買った方が早いというお考えの方へ、オススメのマジックブックを4冊を紹介します。
1位 アナと雪の女王
ディズニーキャラクターのマジックブックはとても人気です。
YouTubeにテンヨー公式の実演動画がありましたので、貼り付けておきますね。
イメージしやすいかと思います。
表紙のアナと雪の女王の絵を見せるだけで、子どもたちの興味を引きつけることができます。amazonではレビューも多く、たくさんの人が購入しています。
「簡単な仕掛けなのですぐに実行できますし、目の前で不思議なことが起こるので子供がとても喜んでいました」
「これほどまで子供達にウケるとは思っていませんでした。期待以上のアイテム」
「孫が、大喜びでした。簡単なのに、不思議。気に入って持って帰りました」
アナと雪の女王は、カラーなしページとカラーページの2パターンになっています。
2位 トイ・ストーリー
ディズニーキャラクターのトイ・ストーリーも不動の人気です。
マジックショップのディーラーの方の演技を、貼り付けておきますね。
演出が参考になります。
マジックブックの中では、amazonでは、アナと雪の女王の次に、口コミが多く掲載されています。
「単純な仕掛けではありますが、やっぱり初めて見ると、大人でも不思議でワクワクしていました。子どもたちは、すっかり本当の魔法だと思っています!」
「子供がたのしんでいます!」
「幼稚園で大活躍!」
マジックブックを使った方々が、楽しんでいる情景が目に浮かんできます。
トイストーリーは、絵のないページとカラー絵のあるページの2パターンです。
3位 魔法使いの絵本
こちらは、私が使っているマジックブックです。
白紙 → 色なしの絵 → 色付きの絵
3種類の変化を見せることができます。
DPグループというマジックショップの製品です。
YouTubeに実演動画がありましたので紹介します。
4位 桜のマジックブック
マジックショップ「手品屋」さんのオリジナルのマジックブックです。
桜の枝につぼみがついて、花が咲き、最後は、桜の花びらが舞い上がります。
ストーリー性があって、とても美しい演出をすることができます。
マジックブックは、初心者の方でも安心して使うことができます。
キャンディーが出てくるマジックブック
こちらは、マジックブックに、さらにキャンディーが出てくるといった機能がついている「魔法のキャンディー」という絵本です。
ディズニーのキャラクターのミッキーマウスの絵になっていますので、とても人気があります。
魔法のキャンディーは、絵本の本体がネタとなります。
この絵が消える仕組みは、マジックブックと同じです。
マジックブックに、本物のキャンディーが出てくる、というネタがくっついた仕掛けになっています。
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マジックブックはディズニーランドやシーでも販売している
ディズニーキャラクターのマジックブックは、ディズニーランドやディズニーシーでも取り扱っています。
日本最大のマジックグッズ専門メーカーの「テンヨー」さんが、ディズニーのコラボ商品として、マジックグッズを販売しています。
マジックブックでもその、コラボ商品があります。
ディズニーランドのマジックショップ「ワールドバザール」では、美女と野獣、ミッキー、トイ・ストーリーを始め、6種類ほどのマジックブックが取り扱っています。(ネット情報より2022.5月時点)
また、ディズニー・シーでは「アグラバーマーケットプレイス」では、1種類のみ(ネット情報より2022.5月時点)です。
まとめ
今回は、マジックブックの仕組みから、やり方や演じ方やディズニーキャラクターのものまで紹介しました。
マジックブックは、自作で作ることも可能ですが、時間や手間、完成度を考えると、マジックグッズとして販売されているものを手にいれたほうが良いかと思います。