マジシャン渡邊卓也さんは、豪華客船飛鳥Ⅱの専属マジシャンとして輝かしいキャリアを築いています。本記事では、船上の奇術師・渡邊卓也(TAKUYA)さんのWikiプロフィールや経歴について詳しく解説し、飛鳥Ⅱでの息を呑むようなマジックパフォーマンスに迫ります。渡邊卓也さんの魅力が詰まった記事をお楽しみください。
「TAKUYA」という、ルービックキューブを使ったマジックを得意とするマジシャンがいます。私の別のぺージで紹介していますので、ご参考ください。
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船上の奇術師とは
船上の奇術師とは、船旅の間、お客さんを楽しませるためにマジックやイリュージョンを披露するプロマジシャンのことです。
船上の奇術師は、クルーズ船や客船などの船上の中で、エンターテイメントプログラムの一一環として船内のラウンジや劇場でのショーなど、さまざまな場所でパフォーマンスを披露します。
船上でのパフォーマンスは、船の航行中に行われることから、持ち運べる道具に限りがあったり、少なからず揺れる状況でパフォーマンスを行うことからも、地上でのマジックとは違った、特別な技術や練習を行います。
船上の奇術師は、船旅の最中は、他のエンターテイメントやアクティビティと一緒に、お客さんにとって楽しい思い出を提供する重要な役割と言えるでしょう。
渡邊卓也(TAKUYA)プロフィール
名前 渡邊卓也(わたなべたくや)(別名:TAKUYAとして活動していた時期がある)
生年月日 1978年3月14日生
出身 宮城県仙台市
職業 プロマジシャン
特技 柔道、ブラジリアン柔術(寝技を得意とする。下船の際には、出稽古にいくこともある)
趣味 お城巡り
マジックをはじめたきっかけや経歴
子どもの頃、丸光百貨店というデパートの一角で、手品グッズを販売していたマジシャンの松旭斎天城さんと出会ったのがきっかけ。
そこからマジックにのめり込みます。
上京して、マジシャンのドルフィンに師事し、修行生活を送り、その後、独立します。
(ドルフィン(加藤隆章)氏は日本奇術協会事務局長を務める。ドフィンマジックカンパニー代表)
マジシャンとして活動するほか、テレビやCMなどのマジックシーンにおけるアドバイザーを務める。
2015年からは日本船籍で最大の客船「飛鳥Ⅱ」の専属マジシャンとして契約を締結し、船内の劇場では、トークショー(クラシカルマジックシアター)やイリュージョンマジックショーを上演している。
飛鳥Ⅱ 船上の奇術師になったきっかけ
2015年に、渡邊卓也さんが、飛鳥Ⅱの専属マジシャンになれたきっかけは、一言でいえば「ご縁」とのことです。
国立演芸場で、マジックショーを披露していたときのこと。
ほかにも数人のマジシャンが出演していました。
そこに、飛鳥Ⅱの担当者が、マジシャンを探しにきていました。
もともと、飛鳥Ⅱの担当者が、渡邊卓也さんではない方を目的に、見に来られていました。
そこで、渡邊卓也さんが、クラシカルなマジックにストーリー性を加えたパフォーマンを披露していたところ、それを見た飛鳥Ⅱの担当者から第一報の連絡が入ったとのこです。
ほかにもマジシャン候補が10人くらい、いたそうです。
その後、数回、飛鳥Ⅱの関係者らと面接したときに、マジックのリクエストがありました。
この環境で、どんなマジックを披露したら良いのか、瞬時に考え、その場に応じたマジックを披露しました。
その時に見せた対応が、好印象だったのかもしれないと、記憶しているとのことです。
当時のことを振りかえると、それは、「船上」という、限られた空間や場所、道具しかない中で、どのように対応できるのかを、見られていたのかもしれない、そこが運命の別れ道で、「とてもラッキーだった」とのことです。
渡邊卓也のマジックショー
渡邊卓也さんのマジックショーは、クラシカルなマジックがベースとなっています。
飛鳥Ⅱで行われているショーでは、マジックに、ダンスや歌がミックスされた演出とともに、一つの物語が展開された中で、洗練されたイリュージョンマジックが披露されます。
飛鳥Ⅱイリュージョンショー「ANOTHER WORLD(アナザーワールド)」
2018年からは、ラスベガス CBGプロダクション との共同制作である、飛鳥Ⅱイリュージョンショーの新作「ANOTHER WORLD(アナザーワールド)が上映されています。
YouTubeでは、PVが公開されていましたので、紹介します。
飛鳥Ⅱイリュージョンショー「LOST IN TIME(ロストインタイム)」
2015年に、渡邊卓也さんが、初めて船上のマジシャンとして披露されるラスベガス CBGプロダクション 共同制作 飛鳥Ⅱイリュージョンショー「LOST IN TIME(ロストインタイム)」
そのPVが、YouTubeで公開されていしたので、紹介します。
「LOST IN TIME」は、主人公が夢の中で、時間を越えて愛する人を探し求めるというストーリーです。
ショーに使う道具は、ラスベガスから陸路でニューヨークの港に運ばれて、飛鳥Ⅱが到着したときに、船の中に道具が運び入れられます。
「LOST IN TIME」の出演者は総勢11名。歌とダンスと、マジックが一体となった、物語性のあるイリュージョンショーです。
渡邊卓也さんは、初めての経験で、不安もあったと言います。
また、通常のマジックショーというと、マジシャン1人がメインとなりますが、飛鳥Ⅱで披露されるプロダクションショーは、マジシャン1人がメインではなく、キャスト全体で成り立つショーであり、国籍も違うし、表現の仕方も違うといったところも見どころです。
渡邊卓也のマジック
渡邊卓也さんのマジックは、古典マジックをとても大切にし、演目に含まれます。
例えば、「袋卵」。袋の中に入れた卵が消えたり、出現したりするマジックを、楽しいおしゃべりを交えて披露します。
また、シルクハンカチを使って、ウォンドを消失させたり出現させたりするマジックなどもとても不思議です。
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2023年飛鳥Ⅱでの渡邊卓也のマジックショー
2018年に始まったイリュージョン・ショー「アナザーワールド」は、2023年も突入した、ロングラン公演です。
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飛鳥Ⅱの船内では、クロースアップマジック専用のブースが設置されて、お客さんからの近距離でもマジックを披露しています。
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渡邊卓也の主なテレビ出演
2023年4月29日
BS朝日「飛鳥物語 クロースアップマジック」に出演
2021年2月13日
BS朝日「飛鳥物語 マジシャンのこだわり」に出演
2018年11月10日
BS朝日「飛鳥物語 新作マジックショー始まる」に出演
2016年7月16日
BS朝日「飛鳥物語 マジシャン登場」に出演
渡邊卓也さんは、マジシャンとして活動するほかテレビ番組やCMなどで、出演者へのマジック指導、演出、アドバイザーを務めています。
デアゴスティーニザ・マジックNo50で紹介
渡邊卓也さんは、デアゴスティーニ ザ・マジックNo50の「Welaome to Magic World」というコーナーで紹介されています。
渡邊卓也へのインタビュー
ニュー喫茶幻に訪問したときに、インタビューされていた内容を紹介します。
子どもの頃からマジックが好きだったが、職業になるとは思いませんでした。
趣味の延長で、音楽やお芝居をやってみたり、どんな道に進もうか、何をやってよいか分からない時期もあり、方向性が見つけられなくて、どん底の時期を経験します。
ご本人は、その頃を「池袋時代」と言い、公園などで飲んでたこともあります。。
ある日、ホームレスの方と飲んでいるときに、マジックを見せたところ、とても喜んでくれました。
そのときに、自分の特技にはマジックがあったと思い出し、それからマジック熱が高くなってきました。
マジックショーができる喜びが前提としてある中で、東京に出てきて、芸能人の方々と一緒に仕事ができたことや、今では、旅ができる喜びがあります。
マジックショーができなかったことです。
2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、2020年からのコロナ禍など、浮き沈みの繰り返しが数年ごとにやってきます。
そこに耐えうる力を持っていなければならないと思いました。
新作のマジックショーをやってみたいです。
今は準備中です。
2024年には発表できるといいなと思っています。
お金も生きるためには大切ですが、もっと大切なものがあると感じます。
それは「総幸福感」など。
また、義理人情は大切にしてほしいと思います。
それを大切にしていると、誰かが見ていてくれるし、助けてくれる。
飛鳥Ⅱとは
飛鳥Ⅱは、2006年に「飛鳥」が売却され、日本郵船の関係会社である郵船クルーズが所有・運航している豪華な雰囲気の外航クルーズ客船で、その大きさは日本最大です。
5つ星のラグジュアリー客船「クリスタル・ハーモニー」を改装し2代目飛鳥Ⅱが誕生しました。
総トン数 | 50,444トン |
全長 | 241m |
全幅 | 29.6m |
航海速力 | 最高21ノット |
就航 | 2006年2月 |
乗客定員 | 872名 |
乗組員 | 約470名 |
客室数 | 436室(全室海側) |
喫水 | 7.8m |
デッキ | 9層 |
飛鳥Ⅱは、全室海側にバスタブを備え、外国船と日本船の魅力を融合した華やかで落ち着いた雰囲気が特徴です。
ワンナイトクルーズからテーマクルーズ、ミドルクルーズ、世界一周・グランドクルーズまで、多彩なコースが用意されおり、様々な旅のスタイルに対応でき、豊富なラインナップが魅力の一つです。
飛鳥Ⅱリニューアル:世界初のクルーズ船最上階露店風呂を設置
「飛鳥Ⅱ」は、リニューアルを果たし、2023年6月21日にその新たな魅力を公開しました。
船の最上階、12階には、クルーズ船として世界初の露天風呂が設置されました。
地上約45メートルの高さから、海や寄港地の景色を眺めることができます。
早朝から深夜まで開放されており、朝焼け、夜景、星空といった美しい風景を楽しむことが可能。
さらに、11階には「イー・スクエア」というブックラウンジが新設され、読書やインターネット利用ができる空間となっています。
ここではコーヒーなどが提供され、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
「飛鳥Ⅱ」は2020年1月にリニューアルを行い、新型コロナウイルスの影響で乗客数を制限し、日程も短縮していましたが、2023年3月からは本格的にクルーズを再開。
このリニューアルでは「日本らしさ」を強調することに重点を置いています。
その一環として、日本の伝統工芸品が展示されたブックラウンジ「イー・スクエア」が設けられました。
さらに、地元の食材や文化を体験することで、旅の醍醐味を感じてもらいたいと述べています。
最後に
今回は、船上の奇術師と呼ばれる、マジシャンの渡邊卓也さんのマジックや経歴について紹介しました。
全国放送となるようなテレビ番組には、出演していない方ですので、一般の方々にとっては、あまり知られていないかと思います。
また、渡邊卓也さんのマジックは、基本的に飛鳥Ⅱの中でしか見ることはできませんが、時折、ホテルなどでマジックを披露していることもあるようです。
渡邊卓也さんの素晴らしい演技を、もっと多くの人に見ていただきたいと思うとともに、これからも、より多くの人々を楽しませ続けることを、ご期待申し上げます。
また、私の別のページでは、マジックの世界大会FISM2018では第3位になった、マジシャンの片山幸宏さんについても紹介していますので、合わせてお読みください。
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