のびる500円玉って何?
その使い方は?
爆笑されるマジックを披露したい
面白いコインマジックのやり方を知りたい
こういったリクエストにお応えします。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
マジック歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会でマジックを披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
今回は、マジックグッズの「のびる500円玉」を使った、笑いがとれるやり方を解説します。実際に、私が披露したアプローチ方法も紹介します。
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のびる500円玉とは
のびる500円玉とは、500円玉をつまんで引っ張ると、「びょーん」と伸びた状態になった、マジック用のコインです。
【動画】のびる500円玉からのび太の爆笑マジック
この動画は、のびる500円玉の簡単な使い方と、のび太を出現させる実演を撮影したものです。
のびる500円玉からのび太のやり方
のびる500円玉は、右手に隠し持っています。
のびる500円玉の上に、本物の500円玉を重ねておきます。
相手に、本物の500円玉をチラっとみせてから、500円玉を内側にずらします。
そして、相手に握ってもらうときには、のびる500円玉の先を差し出します。
あとは、ゆっくりとのびる500円玉を手の中から出現させていきます。
次は、のび太の出現させるやり方です。
のび太のフィギュアは、右手で頭を手のひら側に、足を中指と薬指で持ちます。
左手のコインは、人差し指と中指、親指で持ちます。
コインは、後で説明しますが、指の形はそのままで、コインだけを左手の中に落とす技法を使います。これをフレンチドロップと言います。
それでは、セットです。
左手に500円玉を持ち、右手にのび太のフィギュアを持ちます。
左手の500円玉を握りにいきます。
このとき実際には、左手の親指と人差し指でもった500円玉は、親指と人差し指をゆるめて、そのまま500円玉は、左手の中に落とします。(先ほども説明したフレンチドロップです。)
つまり、左手の500円玉は、右手でもったフリをしています。
このように見せることによって、左手のコインをつかんだように見えます。
あとは、のび太の足先の部分を、自分でつまむか、相手につまんでもらいます。
あとは、ゆっくりと、のび太を右手の中から出現させてきます。
ゆっくりと、ひっぱるように出現させていきます。
そのとき、「伸びた!伸びた!野比のび太―!」と言いながら、出現させていきます。
のび太のフィギュアを用意する
私は、のび太のフィギュアを、amazonで購入しました。
参考までに、amazonのリンクを貼っておきます。
のびる500円玉 飲み会でのアプローチ方法
これは、実際に私が、のびる500円玉からのび太を出現させ、さらには、ドラえもんまで出現させたときの様子です。
最初のアプローチ方法から、紹介していますので、ご参考ください。
ある日の、飲み会でのこと。
ポケットには、500円玉コインと伸びる500円玉、のび太のフィギュア、さらにドラえもんのフィギュアを用意していた。
女性の目の前には、ビールが入ったグラスがある。
宴会中、となりの席の女性と会話の途中で、何気に女性のグラスを持ち上げて、
私は、「え?このグラス、重たくないですか?」と切り出した。
「めちゃめちゃ重いですよ。30㎏くらいあるんじゃないですか?」
いきなりそんなことを言われたので、その女性はとまどっている
女性「え?そんなことないですよ」と言って、真剣な顔で答える。
そして、グラスを軽々と持ち上げる。
そのとき、
私「すっごい力持ちですね、怪力~! もしかして、握力とかも80㎏くらいあるんじゃないの?」
と言って、
「ちなみに、ここに500円玉あるんだけど、ちょっと人差し指と親指でつまんでもらっていい?」
と言って、500円玉を見せて、つまんでもらい、
「あれ、なんか500円玉やわらかくなってきてないですか?」
「ほらほらほら、伸びる!伸びる!伸びる!」
「すっげー500円玉のびちゃいましたよ~」
と驚いていました。
女性は突然の出来事に驚きました。
そして、間髪入れずに、
「じゃ、もう一度これを人差し指と親指でつまんでもいらっていい?」と言って、つまんでもらい
「伸びた!伸びた!伸びた!のびのび太~!」
と言って、のび太を出現させました。
すると、その女性は大爆笑です。さらに近くにいた男性にも大ウケでした。
さらに、女性は、「なんなんですかー?」と私に言ってきたので、
「ぼく?ぼくドラえもん!」と、立て続けに、ドラえもんを出現。
しかし、
ドラえもんの出現まで、実際テストしてみましたが、それほどウケた感じはしなかったです。
むしろ、若干、引いている感じでした。
結論から言えば、今回は、ドラえもんのまではいらなかったです。
のび太のフィギュアで、笑いをピークに持っていくことができたので、それ以上に深追いは必要がなかったです。
まぁ、このあたりのテストは、数回繰り返すことが望ましいです。
もしかしたら、ドラえもんまで出現させて、ウケる場合もあるかもしれないので、もう数回、検証していきたいと思います。
実演してみて思ったことは、マジックの導入部分についてです。
いきなり「コインマジックを見せます」と言って、500円玉から、伸びる500円玉を披露するのではなく、上記のように、ちょっとした会話を取り入れたことにより、とてもスムーズに、ネタに入ることができました。
つまり、500円玉が伸びるという理由づけをするために、相手が力持ち、怪力、当然、握力もあるでしょ、みたいな印象をあらかじめ植え付けます。
このような内容で、「握力も80㎏くらいあるんでしょ」と飛躍したことを言ってから、手品に入りました。
そうすると、通常のコイン手品をいきなりはじめるよりも、ウケる度合いが違ってきます。
そして、なんとなくオチを予測できる人も、中にはいます。
「あ~、手品の現象として、500円玉が伸びたんだな」と思います。
これだと、一般的なコイン手品かなと思う程度で、それほどのウケはありません。
そこから、良い意味で相手の期待を裏切ります。
もう一度、人差し指と親指で、こちらをつまんでください、と言って、のび太を出現させる。
相手の予想以上のことをすることによって、飛躍手的にウケる度合いが違ってきます。
ただし、最初の小ネタでタイミングがばっちりあって、大ウケした場合は、次にドラえもんを出したように、もうそれ以上の小ネタを披露しても、最初を越える笑いはなかったということも分かりました。
最後に
今回は、のびる500円玉からの、のび太への爆笑マジックのやり方を紹介しました。
実際に、私が飲み会で試してみた様子とともに、マジックを始めるときの、アプローチ方法も参考になれば幸いです。
普段、飲み会でのび太を持ち歩く人は、なかなかいないのでなないかと思います。
だからこそ、相手の予想を上回ることによって、驚きと笑いを起こすことができますので、お試しください。
合わせて、通常のコインマジックなども、組み込んだ中で、小ネタを見せることも効果的です。
そのほかのコインマジックは、別のページでも紹介していますので、ご参考ください。
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