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コラム

【フシギの会】メイガス(マジシャン)の推理マジックの種明かしと解説

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【フシギの会】メイガス(マジシャン)の推理マジックの種明かしと解説

 

2024年1月16日(火)放送のテレビ朝日「出川一茂ホラン☆フシギの会」にマジシャンのメイガスさんが出演。

このとき、推理探偵をテーマにしたマジックの中で、9マスの部屋の移動による推理マジックが組み込まれていました。

このマジックは、視聴者も一緒に参加できる形式で、名探偵金田一耕助役の石坂浩二さんからのビデオメッセージを通じて進行しました。

驚くべきは、このマジックに参加した全員が最終的に「アトリエ」にたどり着いたことです。

では、どうしてこの結果になるのでしょうか?

その秘密を解き明かしてみましょう。

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推理マジックの種明かし

推理マジックの種明かし

 

テレビで放送された内容をそのまま再現します。

推理マジックが行われた際の、セットアップやルールを記述します。

スタートでは、「納屋」か「玄関ホール」のどちらかを選びます。

私がスタートに選んだのは、「玄関ホール」です。移動の順番は人それぞれ違ってもOKです。

以下、テレビで金田一耕助さん役の石坂浩二さんが、指示された通りの内容を書いています。

あなたの、自分なりに移動させておけば、必ず「アトリエ」にたどり着きます。

 

マジックのセットアップ

  • 屋敷の見取り図がモニターに映し出され、3×3の9部屋が描かれていました。
  • 部屋の名称は次の通りです:寝室、納屋、客室、アトリエ、ダイニング、書斎、応接間、玄関ホール、茶室。
  • スタート地点は「納屋」か「玄関ホール」のどちらかでした。

マジックのルール

    • 同じ部屋を行ったり来たりするのはOK
    • 斜めに移動することはNG
    • 部屋がないマス目には移動することはNG
    • マス目を跳び越すことはNG

マジックの進行

  1. 最初に3回移動 ⇒ 「玄関ホール」が消える
  2. 次に7回移動  ⇒ 「茶室」が消える
  3. その後4回移動 ⇒ 「寝室」と「客室」が消える
  4. さらに5回移動 ⇒ 「納屋」が消える
  5. 2回移動    ⇒ 「書斎」が消える
  6. 最後に3回移動 ⇒ 「アトリエ」に到達

このようなルールで、移動していきます。

 

推理マジックの解説

このマジックの鍵は、移動のルールと部屋の配置にあります。

各ステップで特定の部屋が「消える」ことにより、次の移動選択肢が限定されます。

このプロセスは、参加者がどの部屋をスタート地点として選んでも、最終的に「アトリエ」に導かれるように巧妙に計算されています。

 

それでは、実際に、テレビを見ながら私が選んでいった順番を解説していきます。

「納屋」と「玄関ホール」のどちらかから、犯人は屋敷に侵入した、という設定です。

スタート地点は、「納屋」か「玄関ホール」のどちらかを選びます。

 

推理マジックの実演

スタート

私は、「玄関ホール」をスタート地点として選びます。

 

推理マジックの実演

 

指示1

指示1.これから、今いるマス目から上下左右に3回動いてください。

私が移動したのは、玄関ホール ⇒ 茶室 ⇒ 書斎 ⇒ 客室

「客室」に移動しました。

ここで、金田一耕助さんは「この時点で、犯人であるあなたは「玄関ホール」には、いないはずです。ここで玄関ホールが消えます」と言います。

 

私は「客室」にいるので、下記の図になります。

私は「客室」にいるので、下記の図になります。

 

指示2

指示2.次は7回移動してください。

私は「客室」にいますので、「客室」⇒「納屋」⇒「ダイニング」⇒ 「納屋」⇒ 「寝室」⇒ 「アトリエ」⇒ 「応接間」⇒ 「アトリエ」となり、

私は「アトリエ」に移動しました。

ここで金田一耕助さんは「この時点で、犯人であるあなたは、『茶室』にはいないはずです。ここで『茶室』が消えます」と言います。

 

私は「アトリエ」にいるので、下記の図になります。

私は「アトリエ」にいるので、下記の図になります。

 

指示3

指示3.次は4回移動してください。

 

私は「アトリエ」にいるので、

「アトリエ」⇒ 「応接間」⇒ 「アトリエ」⇒「ダイニング」⇒ 「書斎」となり、

私は、「書斎」に移動しました。

ここで金田一耕助さんは「今は、犯人は、『寝室』と『客室』にはいないはずです。ここで、『寝室』と『客室』が消えます」と言います。

 

私は、「書斎」にいるので下図のようになります。

私は、「書斎」にいるので下図のようになります。

 

指示4

指示4.次は5回移動してください。

私は「書斎」にいますので

「書斎」⇒ 「ダイニング」⇒ 「納屋」⇒ 「ダイニング」⇒ 「アトリエ」⇒ 「応接間」となり、

「応接間」に移動しました。

ここで金田一耕助さんは、「納屋」には犯人の痕跡はないと言い、「納屋」が消えます。

 

私は、「応接間」にいるので下図のようになります。

私は、「応接間」にいるので下図のようになります。

 

指示5

指示5.次は2回移動してください。

私は「応接間」にいますので、「応接間」⇒ 「アトリエ」⇒ 「ダイニング」となります。

「ダイニング」に移動しました。

 

ここで金田一耕助さんは、「犯人は文学には興味がないとのことで「書斎」を取り除きます」と言います。

 

私は「ダイニング」にいるので下図のようになります。

私は「ダイニング」にいるので下図のようになります。

 

指示6

最後の指示.3回移動してください。

私は「ダイニング」にいますので、

「ダイニング」⇒ 「アトリエ」⇒ 「応接間」⇒ 「アトリエ」

「アトリエ」に移動しました。

ここで、金田一名探偵が「犯人であるあなたは、「ダイニング」にも、「応接間」にもいない」と言います。「ダイニング」と「応接間」が消えます。

 

私がいるのは、「アトリエ」です。

 

私がいるのは、「アトリエ」です。

 

あなたも最後は、「アトリエ」に移動してきましたか?

番組では、ホラン千秋さんが、「数学的に狭まっていくおので、同じ分しか動けなくなる」と言っていたことが正解になります。

誰が、やってもルールさえ守れば、必ず「アトリエ」に到達します。

 

推理マジックのおさらい

私が、実際に移動させた9マスの部屋の移動のおさらいです。

  1. 最初に3回移動し、「客室」に到達。
  2. 次に7回移動し、「アトリエ」に到達。
  3. その後4回移動し、「書斎」に到達。
  4. さらに5回移動し、「応接間」に到達。
  5. 2回移動し、「ダイニング」に到達。
  6. 最後に3回移動し、「アトリエ」に到達。

【フシギの会】メイガス(マジシャン)の推理マジックの種明かしと解説のまとめ

今回は、「出川一茂ホラン☆フシギの会」に出演したマジシャンのメイガスさんが、番組内で披露した、推理マジックの9マスの部屋の移動について解説しました。

このマジックは、3×3の9マスの部屋を使ったもので、視聴者も一緒に参加できる形式です。

名探偵金田一耕助役の石坂浩二さんからのビデオメッセージに従い、参加者は「納屋」か「玄関ホール」からスタートし、特定のルールに従って部屋を移動しました。

驚くべきことに、どちらのスタート地点から始めても、最終的には全員が「アトリエ」にたどり着きました。

このマジックの鍵は、移動のルールと部屋の配置にあり、数学的な論理に基づいて巧妙に計算されているものです。

このような数的なマジックはルールさえ守れば、必ず意図した部屋にたどり着くことができます。

この記事を通じて、推理マジックの面白さを感じていただければ幸いです。

部屋の名前を別のアイテムに変えて演じるのも、良いかと思います。

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