今日紹介する手品の種明かしは、手の中のティッシュが消えるマジックです。
私が長年ステージマジックでも使い続けている、種明かし用のマジックです。
ステージマジックでは、30分ほどのマジックを披露する時があります。
その中で、観客の皆さんもできる簡単なマジックの種明かしをしています。
このマジックは、観客が100人くらいの前でも十分通用するものです。
アマチュアマジシャンにとって、100人の前でも通用するマジックは本当に、助かります。
しかも、それなりに時間を使うことができて、それでいて、教えてもらった観客からも喜ばれるものです。
さらに、身近にあるものを使うので、取り組みやすさもあります。
ちょっと大げさかもしれませんが、最強の種明かしマジックだと思います。
前置きはこれくらいにして、さっそくご紹介します。
使うのはティッシュペーパーです。
まずは現象から。
1枚のティッシュペーパーを使います。
端を少しまるめます。
左手を人差し指と親指の間に、
上を少しはみ出した状態で、ティッシュペーパーを挟みます。
ティッシュペーパーを下のほうから、丸めていきます。
そして、手の中に隠してしまいます。
次に、左手の上のほうに、ティッシュがすこしはみ出たところがありますので、
その部分を右手でちぎってしまいます。
そのちぎったティッシュをポケットの中へ
入れてしまいます。
右手で指をはじくように
おまじないをかけると、
左の手の中に残ってたはずのティッシュペーパーが全部なくなってしまいました。
消えるティッシュの種明かし
では、ティッシュペーパーが消えるマジックの種明かしをします。
これは、ステージマジックのショーの中でも「種明かしマジック」として使えます。
そのため、もしあなたがこのマジックを使う場合は、これから説明する通りの順番で実践していくだけで、一つのネタになってしまいます。
では、やっていきましょう。
(ここから)
それではここで簡単なマジックの種明かしを紹介します。
身近にあるものを使いますので、みなさんでも手軽に簡単なマジックが一つできるようになります。
ぜひ覚えていただけたらと思います。
使うのはティッシュペーパー1枚だけです。
もしもティッシュをお持ちでしたら、一緒にやっていきましょう。
このように、1枚のティッシュを広げます。
次に一か所の端をこのように丸めていきます。
次に、左手の親指と人差し指の間をあけます。
この部分に、ティッシュペーパーを挟みます。このとき、上の丸めた部分を少しはみ出すようにして、挟みます。
次にティッシュの下の部分から丸めていきます。
小さく丸めて、手の中に入れます。
さぁ、この時です。このままティッシュを丸めてしまうのではなく、途中まで丸めたら、手の中でちぎってしまいます。
このティッシュを丸める動作は手の中で、隠しながら行います。
そして、このまま、ちぎったティッシュペーパーは、右手に持ってしまいます。
もちろん、右手に持ったティッシュは、手で隠して見えないように持ちます。
そして、右手にティッシュを握ったまま、左手に残ったティッシュを取っていきます。
このとき、「左手の上の部分のティッシュペーパーはちぎってしまいます!」、と言いながら、残りのティッシュを取ってしまいます。
右手は、最初に切り取ったティッシュと、残りのティッシュを持っている状態です。こんな感じになっていますね、
そして、このちぎったティッシュペーパーは、ポケットの中にしまいます。
と言いながら、右手にすでに隠してあるティッシュもすべて、
ポケットの中においていきます。
ここで私が、鉄板の受けるトークは、
「ここで大事なことは、ティシュペーパーをポケットにおいてくる、ということです」とあえて言うことです。この一言でけっこう笑いをとることができます。
そして、最後におまじないを
かけると、
左手のティッシュペーパーが消えてしまいます、
と解説して、「どうぞお試しください」
(ここまで)
と言って、このマジックの種明かしを終了します。
いかがでしたでしょうか?
もしも、あなたが人前でマジックを披露するときには、ときどき、この種明かしマジックを取り入れてみるとよいかと思います。