何もないところに突然ものが現れる、出現マジックの種明かしを紹介します。
アウトドアやキャンプ、パーティや宴会の余興など、人が集まったときに人前で何かを披露しなければならないときにできるマジックはないものかな?
子どもの前で見せるときは、単純になにかモノがでてくるようなマジックはないかな?
こういったリクエストにお答えします。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
手品歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会で手品を披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
このような私が、解説していきます。
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マジックができるとあなたはヒーロー
キャンプや旅行先、余興、宴会など人が集まるところで、人前で何かを披露しなければならないときは、マジックができるとあなたは人気者になれます。マジックは究極のコミュニケーションツールと言ってもよいでしょう。
今回紹介するマジックは、仕掛けのあるものを使わずに、身近にあるものと指先を使ったマジックです。
単純なものほどインパクト大
マジックは、現象が単純なものほどインパクトが大きいです。
何もないところから突然、モノが出現する。
単純ですね。特に子どもにとっては、わかりやすい現象です。
シンプルなマジックは、指先とちょっとした演出できるようになります。
テレビでもやってたマジック
この出現マジックは、2022年4月4日放送のNHK趣味どきっ!の、「Mr.マリックの誰もマジック」で、紹介されていたマジックです。
どんなマジック?
カラの袋から、突然、ボールが出現するマジックです。
写真と文章で解説していきます。
紙袋があります。
中を見てみましょう。紙袋の中は空っぽです。
カラの紙袋の中から、ボールを取り出します。
これです。見えませんか?
では、このボールを上に投げて、
紙袋で受け取ります。
入りました。
紙袋の中に赤いボールが入りました。
赤いボールの出現マジックでした。
出現マジック種明かし
では、このマジックの種明かしです。
ボールは柔らかい、スポンジでできています。
スポンジボールの代わりに、食器洗い用のスポンジを四角に切って使うこともできます。
あらかじめ、右手に、スボンジボールを握っておきます。
中指と薬指の付け根あたりで、ボールをしっかり握ります。
これを専門用語でフィンガーパームと言います。
そのまま紙袋を持ちます。右手と左手は同じ手の形をしておきます。
片方だけ手を握っていると、相手には、不自然さを感じ取られます。
左右同じ手の形をすることによって、相手が感じ取る「何かあやしい」という感覚を取り除くことができます。
ちなみに、右手にはボールを握っています。
紙袋の中はカラであることを見せます。
紙袋の中に右手をいれます。
このとき、透明なボールを取り出しますと言いながら、もともと右手で握っていたボールを紙袋の中においてきます。
紙袋の中に、ボールを置きながら、透明なボールを取り出したフリをします。
手には、ボールを持っている演技をすることによって、相手は手に集中してくれます。
その透明なボールを、上に投げます。
紙袋で、ボールをキャッチする演技をします。
ここで、ボールが紙袋に入ったリアリティを演出するために、バチンと紙袋に音を鳴らします。
指をスナップさせて紙袋を指でたたくようにすると、音がでます。
紙袋を見せると、空っぽだったはずなのに、ボールが入ったように見せることができます。
スポンジボール以外でも、こんなものを出すと子どもは喜ぶことと思います。
空の紙袋から、
ある形をしたものを取りま出します。
何が見えるかな?と問いかけても良いでしょう。
上に投げてみます。
受け取りました。
紙袋に入ったのは、ピカチュウでした。
子どもに喜ばれます。
注意点とコツ
出現させるものは、スポンジ以外でも、ミカンやキャンディーなど、手の中で隠せるものであれば何でも使えます。
紙袋がなくても、帽子でもできます。
相手には、手に集中してもらうために、透明なボールを持っているときは、自分でも、実際のボールを持っていると思い込んで見せます。
シンプルな現象ほど、効果は大きいです。
ぜひ、練習して身につけてみましょう。