ビートたけしの超常現象SP (秘)Xファイル(2013年12月22日放送) に、緊急来日したウェイン・ホフマンが登場しました。
番組では、予測不能を予測する男ということで紹介されて、超能力者や予言者などのように紹介された。
超能力バトルの恒例のパフォーマンスです。
この内容を読んでいただくと、超能力なのかマジックなのかは分かっていただけることと思います。
まずは、「X線ビジョンパフォーマンス」というこで、前に出されたのは、道端アンジェリカさん。
日本のコイン(硬貨)が入ったボウルが用意された。
1円玉、5円玉、10円、500円玉などがバラバラに入っています。
この中から、道端アンジェリカさんにコインを無造作に手に取り、握ってもらいます。
「商店街の現金つかみどり大会みたいなもんだ」とビートたけしさんが言う。
そして、アンジェリカさんが握った手を前に出してもらい、ウェイン・ホフマンさんが透視をしています。
ウェイン・ホフマンさんは、紙とペンを使って、合計の金額がいくらなのかを紙に書いたのです。
そして、紙に書き終わってから、道端さんが握っていたお金をテーブルに広げ、数えていきます。
数えられた金額の合計は、1,071円でした。
そして、ウェイン・ホフマンさんが書いた紙を見ると、同じ金額の1,017円が書かれていました。
それにしても、ずいぶん字が汚いですね。
予言の段階で、かなり時間をかけて数字を書いたようですが、書かれた数字をみると、じっくり書いたような整った形じゃないですよ。
まぁ、ウェイン・ホフマンさんの紙を持っている手の形をみるとだいたいは予測できますね。
次のパフォーマンスは、お札のシリアルナンバーを当てるというマジック。
う、やはりマジックか。
ゲストの中から、お札を持ってる人はいないかと聞かれ、もう待ち構えていたかのように、すばやく北斗晶さんが手を上げた。
まるであらかじめ、北斗さんがお金を用意することが決まっているかのようでした。
北斗晶さんは、マネージャーさんらしき人から、自分の財布?を受けとり、ウェイン・ホフマンさんに見えないように財布の中から千円札を取り出し、
そのままシリアル番号が見えないように小さく折りたたみ手で握って見えないようにしておきます。
ウェイン・ホフマンさんは、北斗晶さんの手を透視して、紙に番号を書き始めました。
このとき、ビートたけしさんは後ろから、ウェイン・ホフマンさんが番号を書くところをしっかりと見ていました。
今回は、しっかりとその場で番号を書いているようです。
そして、紙に書かれた番号は、「JA001983L」です。
千円札の番号を確認すると、一致していました。
それにしても、ウェイン・ホフマンさんが紙に書いた文字は読みやすく整った文字でした。
さっきのコインの予言のときに書いた数字とはまるっきり違うくらいのきれいな数字でしたね。
ウェイン・ホフマンさんは、一度も千円札に触れていない。
すり替えることはできないですね。
では、北斗晶さんの財布は自分のもの?
自分のものだとしても、あらかじめ北斗晶さんの財布を使うことは決められていた、ということですね。
次は、ダーツの数字を当てるマジック。
数字が書かれたボードと、図形が書かれたボードの2枚が用意された。
ダーツを投げるのは、城田優さん。
ウェイン・ホフマンさんは、すでにダーツの当たる場所を予測して、紙に書いてあるのです。
その紙は封筒の中に入っています。
ここで注目するところは、ダーツを投げている最中、ウェイン・ホフマンンさんは、予言が書かれた紙が入っている封筒をずーーーと自分で持っていたということです。
そして、ダーツが当たった箇所は、数字は、「121」、図形は 「△」でした。
ウェイン・ホフマンさん自身が、封筒の中の紙を取りだしました。
そして、数字を図形が書かれた紙を見たところ、ダーツで当てた箇所と一致していたのです。
それにしても、ウェイン・ホフマンさんが書いたのは、また汚い文字です。
その場で急いで書いたようななぐり書きですね。
あらかじめ予言として用意していたのでしたら、さきほどの千円札のシリアル番号のように整った文字を書くはずですね。
そして、予言の紙が入っていた封筒は、紙を取りだした後はまわりに確認してもらうこともしなったですね。
ずーーーとウェイン・ホフマンさんが持っていました。
封筒はみられちゃまずいんでしょうね。
そして、最後は、大槻教授を相手にパフォーマンス。
大槻教授は感心していましたが、マジックとしての腕前を感心していたのですね。
大槻教授は収録前に封筒の中に、あるイラストを書いてもらっていたのです。
誰もいない楽屋で書いてもらい、それを封筒に入れて収録スタジオにきてもらいました。
スタジオで、封筒の中の開けてもらうとき、大槻教授には、二けたの数字を思い浮かべながら、開けてもうらうように、ウェイン・ホフマンさんが指示しました。
そして、大槻教授から封筒の文字を見せてもらいました。
紙に書かれた文字は「h」の上に横線が入った、プランク定数という記号。
物理学における基礎定数です。
もう一つは、「Ψ」です。 「Ψ」はプサイと言い、ギリシャ語アルファベットの一つですであり、量子力学で、波動関数を表す記号です。
普通の人では、読解できない文字です。
次に頭で思い浮かべた数字は「2」と「9」と言いました。
大槻教授が文字を見せたり、数字を言っていたとき、ウェイン・ホフマンさんはズボンのポケットの 中に手を入れていましたね。
人の話を聞くときに、ポケットの中に手を入れて聞きますかね?
まぁ、それは日本人的発想なのかもしれませんが・・・
そして、ウェイン・ホフマンさんはわざわざ胸の内側から、小さな予言が書かれた、付箋紙のような小さな紙を取り出しました。
どうして、もっと大きな紙で見やすい文字で書かなかったのでしょうか?
小さい紙でなければならない理由があったのですね。
してウェイン・ホフマンさんが書かれた数字は、「209」と書かれてあったのです。
そのことが大槻教授によって指摘されると、ウェイン・ホフマンさんは
「教授はとても頭脳明晰な方なので、ゼロを入れて混乱させる方かなと思った」と言ってました。苦しい言い訳ですね。
ただ、ここで終わりではなかったのです。
実は、大槻教授はカメラが回っていないところで、紙の裏側に別の文字を書いてあったと言い、その文字を見せてくれました。
すると、ウェイン・ホフマンさんは、「実は私も、もう一つの絵を感じていた」と言い、後ろのズボンのポケットから、1枚の紙を取りだしたのです。
大槻教授と若干似たような、2つの○が線でつなかっているネックレスのような絵でした。
まさに予想外の予言までの一致させた、ことになります。
大槻教授も「感心した」と言ってましたが、これは、マジックのパフォーマンスとして感心したということです。
ただ、これも同じパターンですね。
カメラにははっきりと映っていなかったのですが、大槻教授が別の絵を説明しているとき、上着の右ポケットに右手を入れているように見えました。
このウェイン・ホフマンさんの売りが「予測不能を予測する男」ということでしたので、大槻教授もテレビ的に、ホフマンさんのパフォーマンスにノっかって上げた、ということになります。
この超能力バトルでは、テレビ局のほうで、彼は超能力者かも、ということで紹介していますが、
ウェイン・ホフマンさん自身は、別に自分は超能力者だと言ってるわけではなく、単にメンタルマジックを披露しに日本にやってきたのかもしれませんね。
ウェイン・ホフマンさんは、なんだかとてもいい人に見えました。
最後の超能力バトルのやり取りは、面白くて笑ってしまいました。
大槻教授が熱くコメントしました。
「これが本物の超能力だとしたら、ウェイン・ホフマンは日本の国家の機密事項も全てバラすことができるが、そんなことはありえない!」
これに対して、ウェイン・ホフマンさんのコメントは、「実は、ある国から秘密の仕事をオファーされたことがあります」と言ってました。
これって、今回の超能力バトルのように、
「外国でマジックという秘密の仕事を披露してくれと仕事の依頼があった」と言ってるのと同じですよね。
最後のオチはめちゃめちゃ笑えました。
でも、マジシャンとして、これだけの予言や透視などのメンタルマジックができる実力は本当にすごいと思いました。