2013年4月15日の深夜に「志村劇場」が放送されていました。
これは、昨年の12月に放送されたものだと思うのですが、
私は、今回の内容は初めて見ました。
テレビ欄に「志村劇場」でマジックと掲載されていたので、どんな内容なのか興味がありました。
すると東京都の十条にある、プロ御用達のマジックショップが紹介されていました。
狭い路地にあったマジックショップが 「マジックショップファンタジア」というプロマジシャンの渋谷慶太さんのお店だったのです。
そのお店のドアをあけると、からくりドールさんがいました。
偶然、そのお店にいたというのです。
からくりドールさんは、マジックのネタを購入していたのでした。
よくここにネタを買いにくるそうです。
そこで、その場で、からくりドールさんがカードマジックを見せてくれました。
まず、優香さんに、カードが入ったトランプを箱のまま持ってもらい、そして、好きなマークを言ってもらいました。
「スペード、ダイヤ、ハート、クラブ、デブ!? からどれがいいですか?」と、からくりドールさんが聞いてきました。
「クラブ、デブ!」とは、面白いセリフだと思いました。
自分は、それほどデブではないので、実際には使えないですが、カードと織り交ぜて、自虐の単語を入れる、というのは応用できるかと思います。
他の使えそうなパターンが無いものか、あとで考えてみることにします。
さて、志村けんさんが選んだのは、ダイヤの7のカード。
そして、優香さんの持っていたトランプの箱からカードを取り出しました。
カードは全て裏向きのままでしたが、志村けんさんが言った「ダイヤの7」のカードだけが、表向きだったのです。
さらに、からくりドールさんは、「これだけではありません」と言って、
今度はダチョウ倶楽部の2人に、好きなカードの マークと数字を言ってもらった。
「ハートの5」と言う。
そして、からくりドールさんが持っていたトランプのデック全体を 裏返すと、カードは全て白くなっていました。
そして、1枚だけ、マークと数字が描かれたカードが 現れました。それが、「ハートの5」だったのです。
最後のからくりドールさんが、「買いました~」と言って締めた。
いったいなんという名前のネタなのでしょうか?私には分からないです。
でも、インビジブルデック、というトランプネタになんとなく似ていましたが、ちょっと現象が違ってました。
でも、このような現象ってシンプルでいいですね。
時間をそれほど必要としない、ということからも、大切なことです。
テレビで放送されるマジックは、できるだけ早く相手を驚かせるようなネタを使っていると思うのです。
そうでなければ、すぐに番組を切り替えられるか、飽きられるからだ。
それと同じように、実際にマジックを披露する場面でも、あまりにも説明が長かったり、不思議な現象まで時間がかかると、相手は集中してくれなくなる。
だから、できるだけ現象は短いほうがよい。
からくりドールさんが見せてくれたカード当てマジックもそうだし、
インビジブルデックというトランプマジックも 現象に到達するまで、
時間がかからないので、 有効なトランプマジックだと言えます。