キャラメルマシーンは、お笑い要素とマジックの不思議さを融合させた、芸人コンビでありとマジシャンコンビの二人組。
ボケ担当のおだじさんと、本格マジックを披露するSADA(サダ)さんの組み合わせは、日本を代表するコメディマジシャン。
子どもから大人まで、楽しいひとときを与えてくれます。
ここでは、ボケと真面目なマジックの融合として、今までにない、マジックとお笑い要素を組み合わせた、キャラメルマシーンの魅力について紹介します。
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キャラメルマシーンとは
キャラメルマシーンはお笑いコンビであり、マジシャン芸人です。
漫才協会に所属していることからも、単なるマジシャンではなく、マジシャン芸人のコンビです。
お笑いの基本である、「ボケとツッコミ」を取り入れたマジックショーは、子どもから大人まで幅広い世代から受け入れられ、人気を集めています。
もともとは、漫才を主として活動していましたが、2007年には、コメディマジックを行うようになりました。
しかも、同年2007年には、SAMジャパン主催「世界マジックコンテスト」で初出場ながら日本奇術協会招聘賞と優秀演技賞を受賞している。
マジックの実力も備えた上で、路線変更したことが成功へつながったようです。
その後、海外のマジックコンテストにも出場し、賞を獲得したのをきっかけに、マレーシア、台湾、イタリアなど、海外からも出演依頼を受けるようになりました。
2011年にはアメリカ・ハリウッドにある、「マジックキャッスル」のレギュラーメンバーを取得しています。
2013年には、IBM世界マジックコンベンションで、コメディ特別賞を受賞。
海外にも多くのファンを持つ存在にまでなることができました。
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どのようにしてコンビ結成されたか?
キャラメルマシーンのコンビ結成は2002年。
お二人は、インターネットの「相方募集」掲示板でお互い知り合うことになります。
待ち合わせ場所にいたおだじさんの奇妙な動きを見て、出会った瞬間に、SADAさんは、コンビを組むことを決め、誘ったそうです。
コンビ結成は2002年で、一度2004年2月に解散していますが、同じ年の9月に再結成しています。
元々のスタートは、漫才コンビだったのです。
2007年に転機が訪れます。
知人のマジックバーで、漫才を披露していたとき、そこにいたマジシャンがウケていて、笑いもとっていた姿を見て考えが変わったという。
漫才だろうとコントだろうとマジックだろうと、目の前のお客さんが楽しんでもらうことが大切で、そのときに、漫才というこだわりを捨てたと言います。
そこで、漫才の要素であるボケとツッコミを取り入れたコメディマジックを始め、現在に至っています。
日本特有のボケとツッコミとマジックが海外で評価
キャラメルマシーンが海外で評価されたという輝かしい受賞歴があります。
それは、2013年度第85回「IBMマジックコンベンション」で、過去1度しか授与されていない「コメディ特別賞」を授与されています。
SADAのプロフィール
本 名 鈴木貞春(すずきさだはる)
生年月日 1979年4月1日
出身地 山形県酒田市
血液型 O型
身長 169cm
体重 56kg
出身校 神田外語大学英米科卒
役割は、マジック及びツッコミ担当
SADAさんは。神田外語大学英米学科卒業。英語が話せるので、海外でのパフォーマンスにも英語力が役立っているようです。
もともと芸人を目指していたので、大学卒業後にNSC東京校1期生として学んでいました。
過去には外資系銀行員として働いていた経験もあります。
妻と愛犬コロンと息子の4人家族。
2017年頃にはイクメンブログを開設していました。
昔からモテていた。
中学時代は、6人の女の子と付き合っていた、とういモテ伝説があります。
卒業するときには制服のボタンが、すべて持っていかれるなどモテ期を過ごす。
現在の目鼻立ちを見ても、人気者だったとうかがえます。
そんな経験から芸人になって「人気者になる」という意識が自然と芽生えてきたのでしょう。
漫才とマジックの組み合わせ
これまで、漫才1本でやっていたキャラメルマシーンでしたが、M1グランプリが世の中で浸透し始めた頃、漫才師も増えてきました。
同業者に埋もれてしまわないように、何か武器が欲しいを考えていたときに、2007年に出会ったのがマジックだったという。
コメディマジックというと、マギー司郎さんやマギー審司さんが連想されるが、少し異なる。
マギー一門は演芸ぽっさがありますが、キャラメルマシーンは、どちらかというと、観客全員を巻き込む、巻き込み型エンターテイメントを目指しているところであり、また、日本のお笑いの特色である「ボケとつっこみ」の要素を取り入れたマジックであるとろでしょう。
おだじのプロフィール
本名 小田島敏春(おだじま としはる)
出身地 東京都
誕生日 1979年2月2日
血液型 O型
身長 175cm
体重 45㎏
役割はアシスタントとボケ担当
アシスタントとありますが、実際はSADAさんのマジックを邪魔していると自覚している。
キャラメルマシーンのマジックに対する考え方は、マジックを単なる不思議さで終わらせない。
マジックを不思議で終わらせてしまうと、お客様の感情が「騙された」で終わる可能性がある。エンターテイメントは楽しいかどうかが一番大切。
不思議なことを起こしたら、ドヤ顔するのではく、笑いで崩して終わることを心がけている。
そんな、重要な役割をしているのが、おだじさんだということになりますね。
子どもの頃から人を笑わせることが大好きだったひょうきん者。
2000年度に、太田プロ終わりセミナーを卒業している。
キャラ確立の原点
マジシャンコンビなのに、おだじさんは、マジックができません、さほど興味もないのです。
相方のSADAさんは、おだじさんの「ハイテンション」が気に入りました。
このハイテンションを活かして、SADAさんのマジックを邪魔しているのが、絶妙にマッチしているのです。
キャラメルマシーンの決めセリフ
これがあるか、ないかでマジックの締まり具合が図られます。
おだじさんの決めセリフは、あごの下で、アルファベットのYの字を作りながら、「てってれ~」と言うことです。
そのほか、「なんとか生きてるおだじです!」というものあります。
一方、SADAさんは、おだじさんにマジックを邪魔されると、「じゃまーーー」と叫びます。
キャラメルマシーンは、おだじさんが、いつSADAさんのマジックを邪魔するのかとか、決めセリフがいつでるのかだろうか、などマジック以外の期待感もあり、楽しめます。
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超細身体型のおだじさん
おだじさんの特徴として、ガリガリにやせ細った体型があります。
その体系で、奇抜な動きをするので、芸人としての持ち味や面白みが あります。
しかし、子どもの頃はいじめの対象にもなっていました。
プロレス技をかけられる標的になってしまったり、からかわれたりで、中学時代は、学校にいきたくないと思った日々を過ごしました。
そんな学生時代の不利な体系が、芸人としては大きな武器となったのです。
人を楽しませればイジメから回避できると気づいたおだじさんは、
自分の居場所を確保するために、お笑いを身につけていったのです。
おだじさんは自分の強みをふんだんに活かしたキャラクターやギャグを作り上げていったのです。
おだじさんはボケのパワーで突き進む
キャラメルマシーンにはショーに対するポリシーがあります。
それはたとへ、お客さんの空気が重くても、おだじさんは、コミカルな動きと超絶面白パワーで突き進んでいくことです。
良い意味でそれをお客さんに押しつけていくのです。
それとは対象的に、SADAさんはお客さんに合わせていく。
おだじさんが、強引なパワーで押し進む一方で、SADAさんは、お客さんの空気に合わせ調和をとっていくという、お互いがバランスよくそれぞれの役割を担っているのです。
キャラメルマシーンのマジックはYouTubeでも楽しめる
キャラメルマシーンのマジックは「笑点」などのテレビ出演や、イベントなどで見ることができます。
そのほかに、YouTubeでも見られます。
キャラメルマシーンのマジックは、ボケとつっこみの正統派漫才を取り入れてたもので、SADAさんのマジックを、おだじさんが邪魔をしていくコント風のマジックが特徴です。
ミルクマジック
キャラメルマシーンのミルクマジック
お盆の上にコップがあります。
牛乳をコップの中に入れます。
その上に、ハンカチをかぶせます。
ハンカチごしのコップをもちます。
ハンカチを宙にあげると、コップが消えてしまいました。
そこで、おだじさんが、SADAさんの前に立ち、おもちゃの鳩を持って邪魔をします。
SADAさんは大声で「じゃまー」と言います。
次に、SADAさんは蛇口を取り出しました。
その蛇口を、おだじさんの頭の上に付けます。
蛇口をひねると、鼻の中から牛乳がでてきました。
SADAさんは「そっからかーい!」とツッコミを入れました。
面白いですね。
ボケとつっこみやただ不思議なだけでは終わらない、最後は、せめて口から牛乳がでてくるのかな、と思いきや、まさに「鼻から牛乳」でオチを付けています。
コーヒーチェンジ
キャラメルマシーンのコーヒーチェンジ
グラスに水を入れます。
その水をコーヒーに変える、というマジック。
グラスに水を入れた状態で、
コーヒー豆を、手の中にコーヒー豆を握ります。
手を振っていくと、一瞬にして、水に色が付いてコーヒーに変化してしまいました。
そこで、おだじさん登場。
かぶりもののハトの姿になり、SADAさんのマジックを邪魔します。しかも、コーヒーにちなんで、黒のハトのかぶりものになり、二段落ちをしています。
キャラメルマシーンのマジックは、不思議さを見せて終わるのではなく、お笑いで崩して締めるのが特徴です。
笑点でのコメディマジック
2014年1月12日(日)放送の「笑点」に、キャラメルマシーンが登場したときの様子です。
この日のために、特別なイリュージョンが披露されました。
今回のSADAさんのマジックは、牛乳をコップの中に入れたマジックからはじまりました。
牛乳をコップの中にいれたはずなのに、牛乳が消えてしまい、しかも、コップは紙テープで出来ていたのです。
さださんがコップの下の部分をひっぱると、その紙テープがどんどん下に落ちていき、紙コップが跡形なく消えてしまいました。
ここで、おだじさんが、おもちゃのハトを持って、SADAさんの前の立ちはだかり、邪魔をしていました。
SADAさんは、おだじさんが持っていたおもちゃの鳩を箱の中に入れて、本物の鳩を出現させました。
おだじさんが、SADAさんを褒めます「よ、マジック界のミスターマリック!」と。
次はおだじさんが、マジックを披露。
クラッカーを口に入れて、糸を引っ張る。
すると、口の中でクラッカーが「ぱーん」と鳴ると思いきや、 糸からは万国旗が出てきました。
そこで、おだじさんお決まりの決めセリフ「てってれー!」
そして、最後はイリュージョンです。
笑点のために用意したと言われています。
出てきたのは、人が入るくらいの大きな箱。
ここでもう一人、ハトのコスチュームを着た人がアシスタントとして現れました。
おだじさんが箱の中に入り、SADAさんが10本ほど剣で箱を刺して行くというマジックです。
箱を1回まわして、扉をあけてみると、おだじさんが体をくねらせて、すべての剣をよけた形になっていました。
もう一度扉を閉めて、箱を回して、全ての剣を抜いて、扉を開けると、おだじさんは、うしろの扉の影に隠れていて、すぐにバレてしまいました。
最後にもう一度扉をしめて、箱を回転させて、扉を開けるとな、な、なんとおだじさんが消えてしまい、中から女性が一人出てきました。
さらに、さださんは扉をしめてもう一度開けると、さらにもう一人の女性が出てきたのです。
そして、ハトのコスチュームを着たアシスタントが箱の後ろにまわり、前に出てきました。
さらに、SADAさんがハトのコスチュームをを着た人の頭をとると、おだじさんに変わっていました。
これは驚きました。もしかしたら、ハトの人と入れ替わっているのかな?
とは、予測できたのですが、まさか女性2名がでてくるとは、思いもしませんでした。
お客さんの予想を上回ることをするからこそ、マジックは人を驚かせることができるのですね。
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キャラメルマシーンのマジックの種類
キャラメルマシーンのマジックは、不思議さを見せて、「ドヤ顔」で終わるのではなく、不思議さを見せた後で、笑いを入れて、崩して終わるの特徴です。
そのパターンは、クロースアップからステージマジックまで共通しています。
ここでは、年齢別でどんなマジックを見せているのかを紹介します。
スーパーサイエンスマジックショー
サイエンスショーは、科学とマジックとお笑いの要素を融合させた、キャラメルマシーンの独自の新感覚のマジックショー。
この組み合わせで子どもの心をつかんでいます。
サイエンスショーのニーズは高い中、どれも似たり寄ったり。
キャラメルマシーンのサイエンスショーは、
ただの知識を詰め込みがちな堅いものではなく、
お客さんを巻き込んだ体験型。
子どもたちにも一緒にマジックをやってもらい、マジシャンの気分になった上で、科学も体験できます。
しかも出てきて1分で子どもの心をつかむお笑い付き。
子どもたちは、不思議で楽しい時間を過ごしながら、いつのまにか科学の知識までついているという、キャラメルマシーンの人気のマジックコンテンツです。
キッズショー
キャラメルマシーンのマジックは、子どもにも大人気です。
どんなマジックを披露すると子どもが叫んでしまうかと徹底的に研究しています。
この動画のピザが移動するマジックをご覧ください。
わかりやすい移動するマジックですが、最後のオチに行くまでの、その過程で何度も子どもが叫びながら参加しています。
子どもの心をつかむマジックは抜群です。
大人向けの感動的なステージマジックも
この動画では、スノーというマジックを披露しています。
紙を破って水に浸したら、それが紙吹雪になり宙に舞い上がります。
それが雪のように見えることから、「スノー」という名前が付けられているマジックです。
ショーの締めくくりは、そんな感動的な大人向けのマジックも披露いています。
キャラメルマシーンのマジックは海外からも称賛
キャラメルマシーンのマジックは、アメリカコメディマジックで有名なマイケル・フィニーというマジシャンからも絶賛されています。
「君らがアメリカに住んでなくてうれしいよ、お前ら面白すぎる」
と言われていたそうです。
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漫才だけでは、言葉の壁がありましたが、マジックを武器に持つことによって、海外にも進出することができました。
マジックは万国共通です。
しかも、日本の漫才特有の「ボケ」と「ツッコミ」を海外の人たちにもお届けできる、日本で唯一のコメディマジシャンとなりました。
一味違ったマジックショーを見ていたいと思いましたら、キャラメルマシーンの今後の活躍に注目してください。
この記事のまとめ
- キャラメルマシーンはお笑いとマジックを組み合わせた、日本を代表するコメディママジシャン
- 二人は「相方募集」の掲示板で知り合う
- マジックを武器に、海外にも進出
- 科学とマジックとお笑いを融合させたサイエンスマジックショーが人気
- アメリカ人コメディマジシャンからも絶賛