テレビでの生マジックはカメラワークも大切
2015年8月28日放送のミュージックステーションでAKB48がマジックを披露。
そのとき、イリュージョンマジックで大失敗が起きてしまった。
さらに、カメラワークによって、タネがまる見えの状態で映ってしまったのです。
これは、AKB48が指原莉乃がセンターを務める新曲のハロウィン・ナイトを歌いながら、メンバーが次々と生マジックを披露していく中で起きた出来事。
歌の後半で、檻のような小さな箱に、暗幕をかけた指原莉乃さん。
そして、その暗幕を開けて、檻を見せたところ何も起きていなかった。
本来は、ここで、監督のたかみなが箱から出現しているハズ。
しかし箱には誰もいなかった。
指原さんは思わず手で×を描き、「失敗しちゃった」みたいな表情をした。
しかし、出来事はこれで終わらなかった。
カメラがその箱の横を映してしまったのだ。
そうしたら、そこにはたかみながいた。
まともにネタがバレてしまったのだ。
このイリュージョンマジックは、通常は箱の中に火をつけて、幕をかけて、再び箱をみせた瞬間に、火は消えていて、人が瞬間的に出現する定番のイリュージョンマジック。
プロマジシャンでも普通にステージでマジックショーで使っているネタです。
ゴールデンでしかも生放送で、このような失敗が起こるとはまさに放送事故レベルです。
ネット上では、ガチなのか台本なのか?という意見がいろいろ飛び交っていますが、
台本だとしたら、檻の横や後ろ側はカメラに映さないはず。
このネタを提供したマジシャンが絶対に横からの撮影は許可しないと思います。
ただ単に、たかみなが現れなかったというだけであれば、良かったのにカメラがわざわざ箱の横から撮影したのものを放送したもんだから、
よけいに、失敗を上乗せしてしまったことになった。
この放送をみて、このネタを使っている多くのマジシャンの顔が青ざめてしまったことと思います。
テレビ局のカメラマンはマジックの知識がなかったのかもしれませんが、やはりカメラを映す角度は細心の注意をあげなきゃならないと思いました。
テレビでマジックを成功させたり、失敗を映さないためには、カメラマンの協力がなくしてできないものですから。