あなたは心理学に興味がありますか?
マジックに興味があるなら、「心理学」についても知っておくことをお勧めします。
なぜなら、マジックは、心理学を応用した要素も多分に含まれているからです。
先日、これを読みました。
マジシャンだけが知っている・・・ということであれば、
逆に、この程度の内容は知っていないと、まずいのではないかと私は思ったのです。
なぜなら、仮に、私の友人がこの本をすでに読んでいたとしたら、
「おまえ、マジシャンなんだから、この本に書かれていることくらいの心理学は当たり前に知っているよね」
なんて言われて、
「いや、全然知らなかったわ」なんて言うと、ちょっと恥ずかしというか、プライドに傷をつけられることを心配してしまったからです。
だから、タイトルだけを見て購入したようなものです。
著者は、スティーブ・コーエンというマジシャン。
日本のテレビでは見た記憶がないですが、
全米で人気マジシャンであり、「ミリオネアマジシャン」とも呼ばれている人です。
この本に書かれいる内容で、私にとって、もっとも参考になったのが、第6章で紹介されていた、「会話術」についてです。
会話の仕方によって、相手をこちらお有利な方向へ導いていくという会話術は、
マジシャンがよく使っているテクニックであり、読んでいて、眼が大きく見開いてしまうくらい納得するものでした。
思わず「なるほど!」とうなってしまいました。
といっても、今までまったく使ったことがないような目新しい会話ではないかと思います。
ただ、普段、何気なく自分が、または相手が使っていた会話が、話者の思い通りに導くことに有効なセリフであったと、気づかされました。
これからは、改めてその有効性をしっかりと認識しながら意識して、使っていこうと思いました。
そんな感想を持ちながら読み込んでいました。
あなたも、友達から、
「マジックに興味があるなら、この本に書かれていることくらい知っていて当然だよね」、
といわれたときに、
自信をもって「当然知ってるよ」と言うためにも、この本を一読することをおすすめいたします。
この本は、マジシャンが、普段、マジックを見せるときに行っている心理学を、マジシャンでない人が、日常生活で、どのように応用するか、ということについて書かれています。
たとえば、
- コミュニケーションスキル
- 観客の心のつかみ方
- 話し方
- 心理テクニック
などついて、書かれています。
マジシャンとして使っているテクニックを、日常生活ではどのようにして使っていくのか、ということが、エクササイズとともに紹介されています。
とても興味深いパートは、「読心術」です。
- 人間観察力を高めるためのトレーニング
- 相手の頭の中を読み取る方法
- 相手が味方か敵なのか見分ける方法
などについて紹介されています。
相手のウソを見抜く方法は、エクササイズがついてあり、もしかして、メンタリストDaiGoさんの読心術も、このようなトレーニ ングを積み重ねてきたのかな?
と思うような方法が、紹介さ れていました。
その他にも、「カリスマになる方法」について解説されています。
この本によると、カリスマは生まれ持ったものではなく、後天的に作れる!ということだそうです。
あなたがマジシャンであれば、カリスマになることに一度は、あこがれたことがあるかもしれませんね。
カリスマになる方法を知ることは、仕事においても、後輩と仕事を進めたり、リーダーシップを発揮するときには、 必要な知識かと思います。
この本を読み始めてみると、
ページを進めるごとに、日常生活に密着したテーマについて書かれていたので、一度読みだすと、次々とページをめくってしまい、一気に読むことができました。
本のタイトルが、「マジシャンだけが知っている・・・」というだけに、あなたも、目を通しておくことをお勧めいたします。