デアゴスティーニのザ・マジック第2号では、トランプマジックの中でも有名な、エレベーター・カードが紹介されています。
このエレベーター・カードマジックの現象は、カードを下にを置いたと思ったら、上に来ていたり、上の置いたカードが、下に移動していたり、最後は真ん中に入れたカードが、上に移動する現象です。
マジックの現象が、カードが上にいったり下にいったりするので、「エレベーター・カード」と呼ばれています。
さっそく、デアゴスティー ザ・マジックNop2のDVDを見ながら、メイガスさんの解説どおりにやってみました。
「使うカードはスペードのエース、スペードの2、スペードの3」などと言って、見せます。
このカードを見せながら、一度、トランプのデックの上に戻していきます。
最初にスペードの3を戻して、
次にスペードの2を戻して
最後に、
スペードのエースを戻します
次に、トランプの束を左手に持って
カードを裏面にした状態でテーブルに置いていきます。上から順番としては、スペードのエース、
スペードの2、
スペードの3となります。
次に、残ったトランプの束を、左端のスペードの3の上に置きます。
そして、エレベーターの原理の説明などをしながら、「カードが上にあがってきます」といって、トランプの束の一番上を見せると、スペードの3のカードでした。
一番下にあるはずのカードが上に上がってきました。
次に、真ん中にある「スペードの2」のカードをトランプの束の一番上に置きます。
そして、「カードが下に移動していきます」と言って、
トランプの束の一番下のカードを見せると、スペードの2のカードでした。
一番上に置いたはずのカードが下に移動したことになります。
スペードの2のカードを手前において、トランプの束全体を裏返しにして、置きます。
最後に、スペードのエースを
トランプの束の真ん中あたりに入れます。
すると、
スペードエースは、一番上に移動しました。
以上がエレベーターカードの現象です。
シンプルなのですが、非常に不思議なマジックです。
このマジックを習得するには、一つのテクニック(技法)を身に付ける必要があります。
そのテクニックについても、DVDの中で、メイガスさんが丁寧に教えてくれます。
すぐに!、簡単に!できるとは言えませんが、やることはシンプルです。
何度も練習して、スムーズにできるようにならないと、このマジックは成立しません。
私も、このエレベーターカードで使われている技法はいままで、使ったことがなかったので、あらためて練習をしています。
非常に応用範囲が広い技法です。
今後、トランプマジックを習得する上では、いろいろな場面で使う技法です。
力の入れ具合や、指の位置などなんども繰り返して慣れていくしかないです。
でも、この不思議な現象を演じることができるとなると、練習のしがいがあります。
また、このトランプマジックは「エレベーター・カード」というタイトルの作品なので、このマジックを披露するときは、エレベーターに関する自分の経験談を話しながら、マジックを見せると、相手に興味をもってもらい、面白味が増してくることと思います。
トランプマジックは、あまり長く見せすぎると、相手からすぐに飽きられる可能性もありますが、このマジックはテンポも良いです。
また、相手に一枚のカードを覚えてもらう、という負担もないので、お客さんも気軽に見ることができる、とても使えるマジックだと思います。
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