デアゴスティーニザ・マジック第7号の内容は?
ワイルド・カードとは?
Dr.デイリーのラストトリックとは?
メンタルマジック9つの紙片とは?
など疑問に思っている方へ、
こんにちは、週末マジシャン・バッザと申します。
デアゴマジック第7号のレビューをしていきます。
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デアゴマジック第7号の価格は?
値段は、税込み価格で1,823円
デアゴマジック第7号マガジン雑誌の紹介
ページ数 12P
マガジンの表紙の写真
マガジンの裏表紙の写真
デアゴスティーニ ザ・マジック第7号のコンテンツはこのような内容になっています。
・基本テクニック
カードの扱い方⑦
コインの扱い方⑤
・今号のマジック
ワイルドカード
Dr.デイリーのラストトリック
9つの紙片
・Welcome to Magic World(ウエルカムトゥマジックワールド)
International Magician’s Society
THE MERLIN AWARD(ザ・マーリン・アワード)
・今号のマジックアイテム
マジックアアイテムということで
ワイルド・カードの写真です。
レギュラーカード5枚とダブルフェイス・カード4枚のセット
アイテムはセットによってカードが異なります。
今号のマジック
- ワイルド・カード
タッチされたカードが次々とワイルド・カードに感染
- デイリーのラストトリック
持っていたはずのカードが相手のカードと入れ替わる
- 9つの紙片
9枚の紙片に書かれたイメージをスキャニング
- 基本テクニック講座
カードの扱い方⑦、コインの扱い方⑤
デアゴマジック第7号DVDの収録内容
DVDの収録時間 47分
- ワイルド・カード
- デイリーのラストトリック
- 9つの紙片
- カードの扱い方⑦、コイン扱い方⑤
第7号までで、一番長い収録時間になっています。
ハーマン・カウント
解説時間 6分01秒
カードの扱い方⑦の一つ目は、ハーマン・カウントです。
カードマジックの基本となるカウントの基本技法です。
今号のワイルド・カードでも使うテクニックです。
カウントとはカードの数え方で、特殊な数え方です。
9枚のカードを使って解説しています。
自然に見せる動作のコツについてもメイガスさんが伝えています。
ダブル・リフト(ダブル・ターンオーバー)②
解説時間 4分49秒
カードの扱い方⑦の二つ目は、デアゴマジック第6号で学んだダブル・リフトの発展系です。
これができるようになると、不思議な現象を手軽に見せられるようになります。
リテンション・バニッシュ
解説時間 7分10秒
コインの扱い方⑤で解説されているのは、リテンション・バニッシュ。
約7分の解説時間です。丁寧に教えています。
リテンションとは?と言ったことや、コインを消す際の、大切な動きについて非常に丁寧に解説されていますので参考になります。
正面からの映像と後ろからの映像で2回解説していますので、とても分かりやすいです。
ワイルド・カード
実演時間 1分41秒
解説時間 11分18秒
ワイルド・カードでは、時間が短かめのノーマル・バージョンが実演で収録されています。
解説では、ノーマル・バージョンとロング・バージョンの2種類が紹介されています。
デイリーのラストトリック
実演時間 1分00秒
解説時間 4分12秒
古典として有名なマジックです。
4枚のエースを使ったマジックで、相手が持っていたカードとマジシャンが持っていたカードが入れ替わる現象です。ダブルリフトができると、この現象が可能になります。
9つの紙片
実演時間 4分42秒
解説時間 5分34秒
古典のメンタルマジックです。
解説がとても丁寧です。
メンタルマジックは演技力が必要になります。講師のメイガスさんの実演演技をみるだけでもとても参考になります。
当て方が工夫されていて、そのあたりもしっかりと解説されています。
第8号予告
次号予告 収録時間 31秒
エルムズレイ・カウント
バックル・カウント
シルバー&カッパー
ツイスティング・ジ・エーセス
が、予告では収録されています。
デアゴマジック第7号 付属マジックアイテムの紹介
今号のマジックアイテムの紹介です。
ワイルド・カードが付いてきました。
9枚のカードの組み合わせで、マジックを行います。
私の場合は、スペードの5とハートのクイーンの組み合わせが同封されていました。
カードの組み合わせは、それぞれによって違いがあるようです。
ワイルド・カード
デアゴスティーニ ザ・マジック第7号でメインとなるマジックは、「ワイルド・カード」です。
ワイルド・カードは、パケットトリックとして、代表的なトランプマジックの作品です。
デアゴスティーニ ザ・マジック第7号では、ワイルド・カード用にカードが9枚ついてきます。
私の場合は、スペードの5とハートのクイーンのカードがついてきました。
ワイルド・カードの現象は?
それでは、ワイルド・カードがどんな現象か紹介します。
使うのは、9枚のカードです。
まず、どんなカードがあるか、見せていきます。
スペードの5が、1枚、
2枚、
3枚、
4枚、
とハートのクイーンが1枚、さらに、スペードの5が、5枚、
6枚、
7枚、
8枚です。
これで、手に持っているカードをすべて見せました。
スペードの5が、8枚と、ハートのクイーンが1枚です。
このカウントのやり方を「ハーマンカウント」と言います。
このカウントのやり方も、メイガスさんが第7号のDVDの中で解説しています。
トランプ全体を裏向きにします。
そして、スペードの5を4枚、裏側にした状態で、テーブルにおきます。
次に、残りのスペードの5を手前においておきます。
手にはハートのクイーンを1枚持っています。
このハートのクイーンを使って、裏面になっている、スペードの5を、表面どうしこすりあわせると、
ハートのクイーンに変化します。
同じように、となりのカードも、こすりあわせると、ハートのクイーンに変化してしまいます。
残りの2枚のカードも、ハートのクイーンのカードをこすりあわせると、
すべて、ハートのクイーンに変化してしまいます。
次に、手前にある、スペードの5を持って、
これも、裏側にした状態で、テーブルにおきます。
さきほどと同じように、手に持っているハートのクイーンを使って、カードをこすると、
ハートのクイーンに変化しました。
さらに、同じようにカードをこすりあわせていくと、すべてのカードが、ハートのクイーンに変化しました。
これが、「ワイルド・カード」です。
ワイルドカードのロングバージョンも解説されています。
デアゴスティーニ ザ・マジック第7号では、ワイルド・カードのロングバージョンも解説されています。
ショートバージョンよりも、より一層不思議に見せることができます。
まずは、カード9枚をカウントしていきます。
スペードの5が、4枚あって、
その間に、ハートのクイーンが1枚あり、
さらに、スペードの9が4枚あります。
つまり、スペードの5が、8枚あることになります。
ショートバージョンで紹介したように、「ハーマンカウント」で、カードを見せていきました。
次に、スペードの5を裏返しにした状態で、
前側に4枚、置きます。
さらに、表向きにした状態で、
手前に4枚置きます。手元には、ハートのクイーンが1枚あります。
前側のカードをこすり合わせると、
スペードの5のはずのカードが、ハートのクイーンに変化します。
そして、この後、もっとも不思議な現象が起こります!
手前のスペードの5のカードをもち、カードを重ねて、
一度、反対向きにして
こすると、
これも、ハートのクイーンに変化します。
このように、目の前で、最初からスペードの5が見えていた状態から、カードがハートのクイーンに変化する現象を見せることができるのです。
はじめから裏側のまま、カードをこすっていると、数回見ると、
なんとなくはじめから、もうハートのクイーンに変わっている、と思われてきます。
その後、スペードの5が見えている状態で、
ハートのクイーンに変化するので、
最初の見せ方とは違っているため、
驚きが増加するのです。
次々と同じように、ハートのクイーンに変化します。
最後に、すべてのカードの
裏側を見せながら
カードがハートのクイーンに変わったことを
見せて、
このマジックを終了します。
これは、ホント不思議に見えます。
Dr.デイリーのラストトリック
外科医であった、アマチュア・マジシャンのDr.ジェイコブ・デイリーが考案した4枚のエースで演じるパケットトリックの傑作です。
相手には、スペードのAとクラブのAを渡します。
何度か、スペードのAはどれかと聞きます。
相手が持っていた2枚のカードを広げると、ハートのAとダイヤのAに入れ替わって、テーブルに置いたカードが、スペードのAとクラブのAになっている現象です。
ダブルリフトでできるマジックです。
私もカードマジックのレパートリーに取り入れてます。
レギュラーカードでできますので、通常のカードマジックの合間に演じることができます。
9つの紙片
デアゴスティーニザ・マジックでは初めて登場するメンタルマジックです。
1枚の紙を
手で破って9等分の紙片を作ります。
非常に有名な古典マジックです。
たびたび、メンタルマジックの代表作として、紹介されています。
当てる題材は、なんでもよいです。
たとえば、相手が好きな動物でもよいです。
1枚には本当に好きな動物の単語を書いてもらい、そのほかの8枚には嘘の単語を書きます。
一瞬で、好きな単語を見つけることができます。
あとは、演技力です。
いかに、タネの存在を気づかれないようにしながら、いろいろな作業を取り入れます。
ここは、DVDでメイガスさんの演技を参考にするのがよいでしょう。
すぐに演じてみたくなります。
まとめとデアゴマジック第7号をおすすめする理由
今号のまとめです。
- ワイルド・カード
- Dr.デイリーのラストトリック
- 9つの紙片
私は、今回、はじめてワイルド・カードを覚えました。
今まで、このようなパケット・トリックは、順番を覚えるのが面倒だったのです。せっかく覚えたと思ったら、スグに忘れてしまう、というのが大きな理由でした。
苦労して覚えたけれど、しばらく人前で披露する機会がなければ、手順を忘れてしまいます。
しかし、このワイルド・カードを今回、せっかくの機会だから、しっかりと手順を覚えました。実際に、腰を据えてじっくりと覚えてみると、意外とスムーズに覚えることができました。
メイガスさんの丁寧な解説もあって、頭に入ってきたのです。
そして、実際に披露してみたところ、驚きがすごかったのです。不思議でしかたない、という感じです。
さすが、「ワイルド・カード」は、カードマジックの古典作品の代表作と言えるのだと実感しました。
数あるパケットトリックの中でも抜群のリアクションをもらうことができます。
Dr.デイリーのラストトリックもパケットトリックですが、こちらは複雑な手順を覚える必要はなく、手軽にできるクイックマジックです。
それでいて、現象がシンプルで分かりやすいため、ウケがとても良いです。
カードマジック2種類はどちらも反応が取りやすく、またメンタルマジックでは演技次第でとても不思議に思わせることができます。
どのマジックも古典の名作です。古典作品が今でも紹介され続けているということは、それだけ優れたマジックと言えるでしょう。
それがメイガスさんによる分かりやすい解説付きとなっていますので、ぜひこの機会に身につけるとよいですよ。
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デアゴスティーニザ・マジックの感想
隔週刊デアゴスティーニ ザ・マジックの内容、感想などレビューをしています。 隔週刊ザ・マジック定期購読は デアゴスティーニ 週刊ザ・マジック公式ページ から参加できます。 ...