デアゴスティーニのザ・マジック第2号の3つ目のマジックは、ハンカチを通り抜けるコインです。
今回、デアゴスティーニのザ・マジック第2号で解説されている、このコインマジックは、
手に持っているコインの上にハンカチをかけて・・・
そのハンカチからコインが通り抜けて出てくるという現象です。
YouTubeで、デアゴスティーニザ・マジックの公式動画で、講師のメイガスさんの演技をみることができますので、ここで紹介します。
実は、このマジックはNEWふじいあきらが教えるスーパーコインマジックというDVDにも
同じマジックが紹介されているコインマジックです。
私は、ときどきマジック教室などを依頼された場合には、教えやすいマジックですので、取り入れたりしています。
マジック自体は、普通のハンカチとコインを使いますので、誰でも取り組みやすいマジックです。
そして、タネのキモとなるところは、ちょっとしたさりげない動きによって、仕掛けることになります。
その動きを知ったとき、一般の人は、「なるほど~」と感心する場合もあります。
ですので、ちょっとしたマジックのやり方を教えてほしい、というときには使えるマジックです。
デアゴスティーニマジックを監修しているマジシャンのメイガスさんは、DVDの中で、タネは絶対に教えてはいけない、と言ってます。
これはこれで正しいことなのですが、あなたがマジックを披露するときには、「一つくらいマジックを教えてほしい」という場面に出くわすことがありませんか?
今後、あなたがマジシャンになって、飲み会や宴会などでマジックを披露するようになったら、そんな場面に遭遇することとなります。
そんなときに、絶対に何も教えないとなると、その場の空気も悪くなるケースがあります。
単純に、その場で見せたマジックの種明かしをするのは絶対によくありませんが、
「簡単なマジックを一緒に覚えましょう」、という形でネタの一つや二つは用意しておいたほうがよいかと思います。
以前、マジックが好きな年配の女性に、このハンカチを通り抜けるコインマジックを教えたところ、喜んでいました。
その方は、あまりコインマジックをしたことがなかったので、簡単であり、取り組みやすいと思ったのでしょう。
ただ、マジックをかじっている人でも、まったくこのハンカチを通り抜けるコインの種を知らない人にとっては、演じてみたいと思う方もいます。
その方は、それなりに練習をして、町内会のクリスマス会で披露していました。
しかし、残念なことに、町内会のクリスマス会となると、最低20名くらいの観客がいます。
そこで、このハンカチから通り抜けるコインマジックを見せましたが、やはり、遠くに座っている人にとっては、現象が見えにくかったため、不思議さが伝わらなかったのです。
ですので、大人数向きでもありません。
ただ、こんな使い方はできます。
デアゴスティーニのマジック第2号にある、ダブルXを披露する前に、付属している中国のコインを使ってこのハンカチを通り抜けるマジックを披露するのです。
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デアゴスティーニザ・マジック第2号は、ダブルX(エックス)
デアゴスティーニのザ・マジックの第2号に収録されている、コインマジック・ダブルX(エックス)をやってみました。 ダブルXとは、手の甲にあるコインが、一瞬で手の中のコインと入れ替わる、というコインマジッ ...
そうすれば、その中国コインが、ノーマルでありタネも仕掛けもないコインである、という印象を相手に与えることができます。
そうすると、ハンカチから通り抜けるコインマジックを披露してから、さらに、ダブルXでたたみかけると、効果的なマジックルーティンになります。
マジックは組み合わせです。
単発で、このハンカチを通り抜けるコインをする場合は使えないと思っていましたが、ダブルXと組み合わせれば、このコインマジックも活きてきます。
簡単なマジックで、なーーんだと相手を油断させておいて、ダブルXのような強烈に印象が残るマジックを披露すると、あなたのマジックそのものにも、強弱がでてきて、お客さんを退屈させないマジックショーができるようになってきます。
また、いつかあなたが、マジック教室などを依頼されることがあったときのためにも、このマジックは覚えておくと、役立つ日がくることと思います。
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デアゴスティーニザ・マジックの感想
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