紐(ロープ)とリングのマジックを覚えたい、
テンヨーのミラクルリングとは?
どんなマジック?
テレビでスギちゃんがやっていた?
こういった疑問にお応えいたします。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
マジック歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会でマジックを披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
このような私が、解説していきます。
紐とリングを使ったマジックはシンプルでありながら、手軽にできる不思議なマジックです。マジックグッズでは、テンヨーの「ミラクルリング」というものがあります。手順を覚えるのもやりがいがあって楽しいマジックです。
ここでは、お笑い芸人のスギちゃんもテレビで披露した、「ミラクルリング」について紹介します。
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ミラクルリングとは
ミラクルリング、赤い紐1本とリングを使ったマジックで、基本現象は、リングに紐が自在に貫通したり、すり抜けたりするマジックです。
日本最大のマジックメーカ「テンヨー」が製作したものです。
もっとも不思議な現象は、リングを紐に向かって投げ込むと入ってしまうところです。
初めて見た時は、「え?」と思わず声がでてしまうほど驚きました。
観客がこのミラクルリングのマジックを見た時に真っ先に思いつくタネは、「リングが切れているから」でしょう。
この疑念は、確実に解消できます。
なぜならリングには切れ目ががなく、相手にも渡せるからです。
次に紐については、マジシャンが紐の両端をもった状態であれば、相手に触れさせることができます。
唯一、注意すべき点をあげると、手順の中で現象が起こる際に出る「音」かもしれません。
ただし、少し離れた距離で見せる場合やBGMがあれば問題ないですし、セリフを言うことによって、その心配は解消されます。
ミラクルリングには、リングが、ミッキーマウスの形になったものもありますが、個人的には通常の円形が使いやすいです。
ミラクルリングの手順
ミラクルリングの基本手順について解説します。
1本の紐の両端をもって見せます。
リングには切れ目がないことを見せてから、紐に通します。
紐の真ん中で、一度リングから手を離して確かに通っていることを見せます。
再びリングをもって、そのまま引っ張ると紐から外れてしまいます。
次はリングを紐に向かって投げ入れると、リングは紐に通ってしまいます。
そのままリングを引っ張ると外れてしまいます。
もう一度、紐に向かって投げ入れても、リングは紐に通ってしまいます。
クライマックスが一番不思議なところです。
リングが紐に通った状態から、一度、紐をリングの中に通して、ギュっと結びます。
リングには、紐の結び目がついてしっかりと結んでいることを見せます。
ところが、紐の両端を持ってピンっと伸ばすと、リングが外れてしまいました。
スギちゃんがマジック披露
2018年2月28日深夜放送の二宮和也さんがMCを務める「ニノさん」というテレビ番組に、お笑い芸人のスギちゃんが出演。
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今回の内容は、「芸能人盛りすぎ調査~芸能界のやりすぎセルフプロデュース大検挙」という企画。
スギちゃんが、新しい芸風を身につけて登場。
新しい芸風とは「手品」でした。
スギちゃんと言ったら、「ワイルドだろ!」という決め台詞をもつピン芸人。
決め台詞から、今回は、「ワイルドマジック」を名付け、マジックを披露しました。
まずは、赤いハンカチを取り出し、それを左手の中に入れて、おまじないをかけると、「ハンカチが消える」という手品。
そして、一度、隠したハンカチを、再び、握った手の中から、出現させました。
次に、その赤いハンカチを、右のポケットに入れて、「左のポケットに移動させる」と言って、左のポケットから取り出したのが、赤い紐でした。
赤い紐を取り出すセリフとして、ちょっと無理がありましたが、MCの二宮和也さんやアシスタントの若槻千夏さんに「右のポケット見せて!」言われていました。
わざと突っ込まれるネタをしては面白いかもしれません。
次にスギちゃんは、取り出した赤い紐とリングを使ってマジックを続けます。
紐とリングを使ったミラクルリングマジックを披露
スギちゃんは、左手に赤い紐をもった状態で、右手には小さなリングをもちそのままリングを落とすと、
赤い紐にリングが通った!という現象を見せました。
ミラクルリングの感想
赤い紐にリングが通る手品は、テンヨーの「ミラクルリング」というマジックグッズです。
つながったところをあまり長く見せすぎないほうがいいですね。また、ある程度、距離があったところで見せる方が、ネタバレする可能性は低いです。
一瞬で人を注目させるものとしては、とても使えるマジックグッズです。
リングは小さくて持ち運びやすいサイズですが、ある程度、重さはあります。
テーブルの上で披露して、失敗して、テーブルの上に、リングを落としてしまうと、けっこう音がしますし、場合によっては、テーブルを傷つけるおそれもありますので、取扱いには注意が必要です。
座って見せる場合は、自分の両ふとももを合わせた状態で、その上で、見せると、
万が一リングを落とした場合でも、心配ありません。
最後に
いかがでしたか?
今回は、紐とリングを使ったマジックで有名な、テンヨーの「ミラクルリング」を紹介しました。
紐がリングに通るといったシンプルな現象ですが、昔からある手品として、現在も使われているということは、普遍的に素晴らしいマジックである証拠です。
「ちょっと手品を見せて」と言われたときでも、スグに対応できる便利がマジックグッズです。
手に取ってその素晴らしさを実感することをおすすめします。