2019年8月18日放送の、
「坂上&指原のつぶれない店」というテレビ番組の中で、
Mrマリックさんが出演していました。
そこで、Mrマリックさんがマジックの種明かしをしていました。
その日は、シルクハンカチについて紹介する内容でした。
そのため、マリックさんは、シルクハンカチを使ったマジックを披露。
マリックさんは、黄色のシルクハンカチを両手でもむようにして
手の中に入れていきました。
すると、その黄色のハンカチが、手の中で、「玉子」に変化していたのです。
「え?これってあの有名なネタですよね」と、
マリックさん、こんなベタのマジックを披露している、と一瞬、思っていました。
そして、その玉子を、司会の指原さんに渡してしまいまいた。
指原さんは、その玉子を良く見せてくれました。
すると、玉子には穴があいていて、その中に黄色のシルクハンカチが入っていたのです。
そう、その玉子はプラスチック製の偽物だったのです。
このネタは、テンヨーという会社が製作している「玉子になるハンカチ」という、マジックグッズでは、かなり有名なものです。
そのマジックの種明かしを見たとき、私は、
「あ、もしかして、次があるかも」と思っていました。
なぜなら、
マリックさんが、単なるマジックの種明かしだけで終わるはずはない、と予想できるからです。
それと、実は、私もこの後に続くマジックを演じていたことがあるので、「あ、あれをやるのか」と
その瞬間、思い出したからです。
そして、予想どおり、マリックさんは、同じように黄色のハンカチを手の中に入れながら種明かしの解説を行い始めました。
そして、ハンカチを消して、指原さんに、玉子を渡すと、
なんと、その玉子は本物の玉子に変わっていたのです。
この種明かしをしながら、実は次のマジックにつなげることを、サッカートリックと言います。
ターベルコース イン マジックという本の第1巻、383ページには、玉子とシルクという題名のマジックが解説されています。
その中でも、サッカートリックを使って、最後には、本物の玉子を出現させる手順が紹介されています。
今回マリックさんが演じていたやり方とは違う思われるが、現象的には、最後に本物の玉子に変化させるというマジックと同じである。
私がマジック初心者の頃、70人くらいの前でマジックを披露する機会があった。
そのとき、何かウケるマジックはないものかと悩んでいたことがある。
そのとき、パラパラとこのターベルコースインマジックを見ていたとき、この、玉子とシルクのページに目が留まったのだった。
「そうか、玉子とシルクを使って、最後に本物の玉子を出すとウケるかも」と思った。
実際に、当時、私が演じたのは、今回、マリックさんがテレビで披露していたものと同じやり方だった。
玉子とシルクのマジックを演じて、その種明かしをした。
そして、その種明かしのやり方を説明しながら、最後に、本物の玉子に変えて、その玉子を割ると、本物の中身が出てくるマジックを演じたのです。
すると、会場からは、ザワザワザワという驚きの雰囲気が伝わってきた。
内心、「やったぞ、ウケた」と思い、自分自身も嬉しさのあまり、体が震えてきた経験をしたことがありました。
そのくらい、このマジックは、ウケるマジックなのである。
この本物の玉子に変えるマジックの種明かしのヒントを言うと、ハンカチを消すことができれば、可能であるということです。
ハンカチを消す方法はいろいろありますが、この方法を使うのが一般的であります。
この動画を見ると、なんとなく想像することができることと思います。
マジックに興味がある人でしたら、マジックグッズとして一つは持っているものです。
その組み合わせによって、今回のマリックさんが演じた本物の玉子に変えるマジックを演じることが可能となりますので、研究してみてください。