かんたんなのに超ウケる「トランプマジック」
という手品の本について紹介します。
この本、amazonの手品の本ランキングで
いつも20位以内に入っていました(2016年7月現在)。
よっぽど分かりやすくて、内容も充実していて人気がある本なのだと思い、とても気になっていました。
それで、購入してみたのです。
内容は、初心者から、上級者まで使っているトランプマジックやテクニックが紹介されています。
正直言って、この値段で、ここまで教えちゃって いいの?って感想です。
ただし、この本は、DVDは付いてないです。
でも、カラーのイラストが多数掲載して説明してあるので、理解しやすいかと思います。
DVDを付けていない分、値段を安く抑えることができているんだと思います。
本の表題で、「かんたんなのに超ウケる」とあるとおりで、さっそく使ってみたいと思うトランプマジックが多数紹介されています。
また、相手の選んだカードをどのようにして見つけるか、という方法も、カンタンな見つけ方が紹介されています。
これ一つ覚えただけでも、いろいろな、カード当ての演出ができるだろうと思います。
この本で紹介されていた、私がお気に入りのマジックを紹介しますね。
P102に、「ジョーカーが当てるカード」という
トランプマジックが紹介されています。
2枚のジャックに1枚をはさんで当てる、というマジックです。
このマジックは、通常は「探偵カード」と言い、2枚のジャックを探偵にみたてて、相手の選んだカードを当てるマジックです。
ただ、このトランプマジック本では、ジャックのかわりにジョーカーを使って、説明をしています。
このマジックは、簡単に申し上げますと、相手の選んだカードをトランプの束に戻し、トランプの束の上下にジョーカーを挟みます。
そして、左手で、トランプの束全体を軽く振ると、一瞬にして、2枚のジョーカーの間に、
相手の選んだカードが挟まって出てくるという現象です。
この、ジョーカーの間に挟まって出てくる瞬間が、一番かっこいいシーンです。
私もレパートリーの一つとして、ときどき演じています。
2枚のジョーカーから、1枚をはさんでくる瞬間のが見せ場ですので、この動作をするときは、心の中で「かっこよく決めてやるぜ!」って思いながら演じてします。
そして、その挟まれたカードを、
相手に見せて当たった瞬間の、
相手の驚いた表情や、「えーー!」という驚きの声を想像すると、ついつい披露してみたくなるトランプマジックだと思います。
相手の選んだカードの見つけ方も、とても合理的なやり方が解説されています。
スムーズにできるようになると、本当に不思議でウケるトランプマジックだと思います。
次は、この本で紹介されている、お気に入りのトランプマジックを紹介します。
それは、スプーンを使って、相手の選んだカードを当てるというトランプマジックです。
通常は、このトランプマジックは、人さし指を使って行うのですが、スプーンという発想がいいですね。
身近なものを使う、という演出は、どこなくスマートな雰囲気があります。
レストランや居酒屋とかで、「じゃ、今日はこのお店のスプーンを使ってカードを当てちゃいます!」なんて言ってみます。
すると、たまたま、身近にあるものを使うということによって、「わざわざ用意しただろう」と、相手が考える余地を与えないから、リアル感とスマートさを出すことができます。
この本で紹介されていた、私がお気に入りのマジックを紹介しますね。
P48に、「スプーンにくっつくカード」というトランプマジックが紹介されています。
どんな現象か説明します。
相手が、1枚のカードを選び覚えてもらいます。
覚えてもらったら、トランプの束の中に戻してもらい、カットを数回行います。
そこで、「スプーンを使って、今のカードを探してきます」などと言います。
トランプの束の上側に、スプーンを当てます。何度かこすったりする動作を取り入れても良いでしょう。
すると、スプーンに選ばれたカードがくっつくようにして、上がってきます。
相手の選んだカードの見つけ方は、1つ覚えれば、いろいろな当て方の演出ができます。
あなたも、たまたまあった身近なものを使って、無言のしぐさで、「あら、この人、スマートなマジックもするのね」と、相手に思わせたいですか?
東大式トランプマジックは、かんたんなマジックから難しいプロレベルのマジックまでバラエティに紹介されています。
では、もう一つ!、今度は技法を使ったトランプマジックが掲載されているので、紹介します。
東大式トランプマジック本では、トランプマジックで非常に武器となる技法が、紹介されています。
それは、カードの絵柄が一瞬にして変化する、というテクニックです。
おそらく、プロマジシャンも含め、トランプマジックでは一番使われる技法であり、かつ、強力なテクニックです。
シンプルではありますが、もちろんしっかりとした練習をしなければすぐにネタバレしてしまうテクニックでもあります。
でも、いったんそのテクニックを身にけてしまったら、トランプマジックのレパートリーが一段と増えることと思います。
そのテクニックが、この東大式トランプマジックに紹介されています。
この本で紹介されていた、私のお気に入りのマジックでもあります。
P86にある、「ダブルチェンジ」というトランプマジックです。
トランプ一組の中から、まず、スペードのエースを見せます。
このカードを裏向きにして、
テーブルの上に置きます。さらに・・・
そのカードの上に、グラスを置いておきます。
次に、ハートのキングのカードを見せて、これを・・・
裏向きにして、グラスに軽く「コン!」と触れます。
すると、手に持っていた、ハートのキングのカードが、一瞬にして、スペードのエースに変化します。
スペードのエースをグラスの上においておき、グラスの下にある、カードをとって、
広げみると、ハートのキングに変化してしまっているのです。
ここまでのトランプマジックが出来たら、相手は、不思議に思ってしかたなくなるでしょう。
このレベルのトランプマジックが、この東大式トランプマジックには、紹介されているのです。
東大式トランプマジックは、かんたんなマジックから難しいプロレベルのマジックまでバラエティに紹介されています。
amazonのレビューも、参考にしてみてください。