輪ゴムマジックのやり方と種明かしで、輪ゴムが2本同時に入れ替わるという現象をご紹介します。
誰かにマジックを教える場合は、同じものを使って、3つくらいのバリエーションを覚えておくとよいでしょう。
人は、ひとつ知ると、次にから次と知りたくなります。そんなときに、違う材料を使うと準備やレパートリーの問題など、いろいろ不便を感じることがでてきます。
その点、輪ゴムを使ったマジックはいろいろなバリエーションがあります。
今回は、輪ゴムが指から指へ移動するマジックの3つ目のやり方です。
このマジックは、2本の色つきの輪ゴムを使って行う手品です。
それでは、まず、現象から説明します。
色が違う二本の輪ゴムを、人差し指と中指で、そして薬指と小指でかけておきます。
手を広げると、お互いの輪ゴムが交互に移動しました。色つきの輪ゴムを使うことによって現象がキレイにみえることと思います。
この輪ゴムマジックの種明かしとやり方は、基本的に輪ゴムの移動と全く同じです。
人差し指と中指にかけたものを薬指と小指に移動させ、薬指と小指にかけたものをその逆に移動させることを2本の輪ゴムを使って同時に移動させます。
では、手の裏側から、解説いたします。
お互いの輪ゴムをひっぱって輪を作ります。
その中に4本の指を入れてしまいます。指4本を入れる輪は同じです。2重に輪ゴムが重なっているところです。
そして、4本の指の爪の付け根あたりで輪ゴムを止めておきます。
最後に、4本の指で、輪ゴムをすくいあげるようにして、手をひらくと、2本同時に輪ゴムを移動させることができます。
このように輪ゴムの移動マジックをひとつとっても、いろいろなバリエーションを組み合わせることができます。
この輪ゴムマジックは、手品教室などで教えてあげていました。 とても好評でしたよ。
それにある程度、時間を稼ぐこともできます。
あなたのレパートリーの一つに加えてみてはいかかでしょうか。
ただ、実際に輪ゴム手品を見せる場面のときは、色が違う輪ゴム というのは、身近にそうそうあるわけではないですね。
この輪ゴム手品をするときは、あらかじめ色違いの輪ゴムを用意 しておくほうがよいかと思います。