トランプマジックの種明しで、
マジシャンの前田知洋さんがトランプマジックの探偵カードのやり方を教えてくれました。
クロースアップマジシャンの前田知洋さんが、テレビでトランプマジックの種明かしを教えてくれたのは、2014年11月の放送の「えびチャンズー」という番組です。
前田知洋さんがトランプマジックを A.B.C-Zに披露。
テレビ東京系の番組で、おそらく放送日は地域によってばらばらかと思います。
そして、A.B.C-Zのメンバーの橋本良亮さんに、トランプマジックを伝授。
番組の最後には種明かしをしてくれましたので、ここで紹介します。
簡単なトランプマジックなので、これからのシーズン、クリスマス会や忘年会、新年会などに使えることと思います。
今回のトランプマジックは、人間の思い込みや錯覚を使ったマジック ですので、種明かしをしたとしても「なるほどー」と感心されます。
また、ストーリー性もあるので、面白いマジックです。
まずは、どんな現象だったのか紹介します。
用意するのはトランプ一組。まずは、2枚のカードを取り出して横に置いておきます。
次に、トランプの束の中から、1枚のカードを選んで覚えてもらいます。
そして、マジシャンはトランプの束を真ん中あたりから、2つに分けて、分けたところに、相手が覚えたカードを入れます。
そして、あらかじめ取り出した2枚のカードを、見せます。そしてこのようなセリフを言います。「この黒のキングとジャックのカードは、探偵です。この探偵がさきほどあなたが覚えたカードを探しにいきます」と言って、
2枚のカードを、両端に近い位置に入れます。
トランプを束ねて少し時間を置きます。ここでこのように言います。「今、探偵があなたのカードを探しています」と言って、少し時間をおきます。
そして、トランプを表向きに見せると、ジャックとキングの間に1枚のカードが挟まれています。
「あなたの選んだカードはコレですね、探偵が捕まえてくれました」と言って終わります。
探偵カードマジックの種明かし
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では、この探偵カードマジックの種明かしを解説します。
最初に見せた2枚のカードと相手の選んだカードにはさまっているカードをよく見比べてください。
このトランプマジックは、まず、あからじめ2枚のカードを取り出しました。これが探偵カードとなります。ここでは、クラブのキングとスペードのジャックとなります。
そして、トランプの束にも、あらかじめセットが必要となります。
トップには、クラブのジャック、一番下にはスペードのキングをセットしておきます。
相手に一枚カードを覚えてもらいました。
ここでは、ダイヤのエースが選ばれました。
そして、マジシャンはトランプの束に戻す時に、上から半分くらいを分けて、あらかじめセットしておいた、クラブのジャックの上に相手が選んだカードを置いてもらいます。
そして、分けたトランプの下側の束を、上にもっていき、そのまま相手が選んだカードの上に置きます。
こうすると、スペードのキングとクラブのジャックの間に、相手が選んだカードがはさまれた状態になります。(本来は、スペードのキングは、相手に見せないように、相手の選んだカードの上に置きます)
そして、あらかじめ取り出した2枚のカードを見せて、「黒のジャックとキングの探偵が、あなたのカードを探しに行きます」と言います。
ここで探偵カードとして見せているカードは、クラブのキングとスペードのジャックなのですが、「黒のカード」と言うことによって、相手はどちらがクラブのカードかスペードかは覚えていません。
実際にダイヤのエースを挟んでいる2枚のカードは、最初に見せたカードと違いますね。
そして、2枚のカードを両端付近に入れることによって、探偵カードが瞬間移動して、相手の選んだカードを捕まえにいく、というストーリーのマジックが出来上がります。
2枚の探偵カードが相手のカードをつかまえに行く、という物語が基本の話となりますが、
例えば、女性を前にしてマジックを行う場合には、ある2名の男性が彼女を追いかけている、という設定なども考えらえます。
あなたなりに面白いストーリーを作るもの良いかと思います。
前田知洋氏が、テレビで演じていたカードマジックの現象をもっと簡単に演じてみたいと思っているのでしたら、「この人プロ!?って思わせるカードマジック」をご参考ください