昨日、飲み会がありました。
そこで、前回、記事で紹介した小ネタをさっそく試してみました。
ポケットには
500円玉コインと
伸びる500円玉
そして、のび太くんとドラえもん
女性の目の前には、ビールが入ったグラスがある。
宴会中、となりの席の女性と会話の途中で、何気に女性のグラスを持ち上げて
「え?このグラス重たくないですか?」
「めちゃめちゃ重いですよ。30㎏くらいあるんじゃないですか?」
いきなりそんなことを言われたので、
その女性はとまどっている
「え?そんなことないですよ」
と言って、真剣な顔で答える。
そして、グラスを軽々と持ち上げる。
そのとき、
私「すっごい力持ちですね、怪力~! もしかして、握力とかも80㎏くらいあるんじゃないの?」
と言って、
「ちなみに、ここに500円玉あるんだけど、ちょっと人差し指と親指でつまんでもらっていい?」
と言って、500円玉を見せて、つまんでもらい、
「あれ、なんか500円玉やわらかくなってきてないですか?」
ほらほらほら、伸びる!伸びる!伸びる!」
すっげー500円玉のびちゃいましたよ~
と驚いていました。
そして、間髪入れずに、
「じゃ、もう一度これを人差し指と親指でつまんでもいらっていい?」と言って、つまんでもらい
「伸びた!伸びた!伸びた!、のびのび太~!」
と言って、のびのび太を出現させました。
すると、その女性本人も笑ってくれたのですが、近くにいた男性が大ウケで、大爆笑していました。
「なんなんですか?」
ぼく?ぼくドラえもん!
と、立て続けに、ドラえもんを出現。
しかし、
ドラえもんの出現まで、実際テストしてみましたが、
それほどウケた感じはしなかったです。
むしろ、若干、引いている感じでした。
結論から言えば、
今回は、ドラえもんの下りはいらなかったです。
のびのび太で、笑いをピークに持っていくことができたので、それ以上に深追いは必要がないです。
まぁ、このあたりのテストは、数回繰り返すことが望ましいです。
もしかしたら、ドラえもんまで出現させて、ウケる場合もあるかもしれないので、もう数回、検証していきたいと思います。
実演してみて思ったことは、マジックの導入部分についてです。
いきなりコイン手品を見せると言って、
500円玉を見せて、伸びる500円玉を披露するよりも、
上記のように、ちょっとしたエピソードやりストーリーを取り入れたやり方がとてもスムーズだった思います。
つまり、500円玉が伸びるという理由から導入していったのです。
それは、相手が力持ち、怪力、当然握力のある、みたいな印象をあらかじめ植え付けます。
これは当然飛躍した内容でよいです。
「握力も80㎏くらいあるんでしょ」と飛躍したことを言ってから、手品に入りました。
そうすると、通常のコイン手品をいきなりはじめるよりも、ウケる度合いが違ってきます。
そして、なんとなくオチを予測できる人も周りにはいます。
「あ~、手品の現象として、500円玉が伸びたんだな」と思います。
これだと、まさに一般的なコイン手品かなと思う程度で、それほどのウケはありません。
そこから、良い意味で相手の期待を裏切ります。
もう一度、人差し指と親指でこちらをつまんでください、
と言って、
のびのび太を出現させる。
飲み会レベルでこの小ネタを持ち歩く人はなかなかいない。
そんな良い意味での期待を裏切ることによって、飛躍手的にウケる度合いが違ってきます。
ただし、小ネタでタイミングがばっちりあって、大ウケした場合は、もうそれ以上の小ネタを披露しても、それを越える笑いはなかったです。
その場合は、もう通常の手品モードに切り替えて披露していくと、完全に、こちらのペースに持っていくことができました。
今回、特に小ネタへの導入部分のトークを参考にいただければ幸いです。