2013年8月26日深夜に放送されていた、「月曜から夜ふかし」というテレビ番組に、高齢者のマジシャンが紹介されていました。
94歳の日本最高齢マジシャンというのです。
その方がマジックを始めたのは、81歳。
なんと、本人はいつから始めたのか分からないとのことだ。
Mrマリックを見て、「これならできる」と思ったそうです。
すごい、発想ときっかけだ。
この方は、マリックさんのマジックを見たとのことなんですが、これが、簡単なマジックなのか、種がまったく分からない超魔術なのかは不明ですが、
でも、何かをはじめるときってとてもシンプルなきっかけなんだな、と思いました。
テレビで、おじいちゃんは、紐を使ったマジックを披露していました。
カバンの取っ手の中にロープを通して、おまじないをかえて一瞬にして、取っ手からロープをはずす、マジックです。
おじいちゃんのおまじないが、なんて言ってるのか分からなくて、めちゃくちゃ面白かった。
こんなおまじないとかけかたもあるんだな、と感心しました。
とにかく言葉にならないようなことを言いまくってたのです。
そして、マジックの現象を見せるまでの時間が異常に長い。
テレビだから、面白い映像として使われたが、本番で見るにはちょっときついかもしれない。
それでも、ちゃんとマジックとしての現象を見せてくれました。
ロープを外すやり方は、これと同じ原理です。
通常は腕や、足で行うものなど思っていたが、カバンの取っ手でも使えるとは、参考になりました。
高齢者からでもマジックをはじめる人は、結構いると思うし、マジックをはじめるのに年齢は関係ないでしょう。
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もっと早くマジックを始めておけばよかった
私の知り合いでも、60歳で定年退職になってから 始めた人もいました。
その人は、こんなことを言っていたことがありました。
それは・・・・
「もっと早くマジックを始めれば良かった」、と。
これは、いろいろな意味を含んでいると思うのです。
年齢が高くなると、指などの動きが悪くなってくる。
一つの技法を身に付けるにも、時間がかかるし、できないとあきらめるのも早いのです。
若いころだったらもっと上手にできなのではないか、という思いから、もっと早く始めればよかったという言葉が出てくることもあります。
また、はやくマジックを始めていれば、それだけ楽しい時間を、より 多く持つことができる、ということからの発言もあります。
私が思うには、思い込みやあきらめが早くなることかなと思います。
「自分には、トランプやコインのような指先を使うマジックはできない」と思い込んでいる人も結構いるのではないかと思います。
私は、高齢者の方、3人にマジックを教えていたときに、「トランプなどの指先を使ったマジックはできない」と、3人全員が思い込んでいたのです。
そうなると、マジックの可能性を狭めているのかなと思いました。
さきほどの、94歳の日本最高齢のマジシャンは、Mr.マリックさんのマジックをみて、自分でも出来ると思ったことから、マジックを始めたとおっしゃっていました。
この思い込みって大切ですね。
できることが当たり前と思い込んで取り組むと、上達も早くなると思いますし、練習に対する意欲もわいてくると思います。
高齢者になってマジックを始める場合は、トランプマジックも出来て当たり前、という良い方向で思い込んでいただくと、よりマジックが楽しく取り組めるのかなと思いました。