ドリームバッグの手品って何?
高齢者が簡単にできる手品はどれ?
こういった疑問にお応えします。
こんにちは、週末マジシャン・バッザです。
マジック歴25年、会社員のかたわら週末に、施設、イベント、飲み会でマジックを披露するほか、手品講座を依頼される週末マジシャンです。
このような私が、解説していきます。
今回は、高齢者でも、演じやすいドリームバッグという手品について紹介します。
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高齢者にオススメする手品とは
高齢者にオススメする手品は、現象が分かりやすくて、やり方が簡単なものです。
複雑な手順などは、覚えるのが大変です。
やり始めの頃に、「手品を覚えるのには大変」と思ってしまうと、挫折する可能性が高くなります。
極端にいえば、手品グッズを見て、説明書を見ないでスグにできるものがよいでしょう。
説明書を見て、覚えるのが面倒そうだと思ってしまうと、見るのも嫌になるでしょう。
また、高齢者の方が、手品を披露する場面は、ステージで行うことが多いことが、想定されます。
トランプやコインなどを使って、相手との至近距離で見せる、クロースアップマジックを披露される方は少数派なのではと考えられます。
図書館のイベント、小学校、保育所、幼稚園の子供の前や、老人ホームなどへの慰問なども考えれますね。
このような場所で、手品を披露するとなると、比較的人数の多いところで披露することでしょう。
こういったところで手品を披露する場合は、不思議さはもちろん大前提となりますが、見ていて楽しいと感じてもらう手品がよいでしょう。
見た時に、怪しいとか怖いといった印象を与える手品は控えたほうが良いと考えます。
ドリームバッグとは
何もない紙袋を見せた後、その紙袋に手を入れると、透明で、きれいな花などが入った箱がでてくる手品です。
その透明は箱は、1個だけでなく、3個ほど出すことができます。
ドリームバッグの演技
マジックショップでは、ドリームバッグの実演動画をYouTubeに上あげています。
下に動画のリンクを貼り付けておきますので、ご参考ください。
ここでは一般的なドリームバッグの演技のやり方を紹介します。
マジシャンは正面に立ち、スタンドテーブルに置いてある紙袋を持ちます。
紙袋の口を広げて、逆さまにします。
まず、ここで、紙袋の中には何も入っていないことをアピールします。
さらに、紙袋の中を正面から見せます。
ここでも、紙袋の中には何も入っていないことを示します。
マジシャンはおまじないをかけて、紙袋の中に、右手を入れます。
すると、青色の紐を引き上げてくると、ふちが青色の透明な箱が出てきます。
透明の箱の中には、きれいな手品用のお花が入っています。
紙袋から出てきた透明な箱は、スタンドテーブルに置きます。
マジシャンはもう一度、紙袋の中を見せて、何も入っていないことをアピールします。
軽く紙袋を下に向けて、何も落ちてこない、つまり何も入っていないことを示して、再度、おまじないをかけ、紙袋の中に手を入れます。
すると、手には赤い紐がかかっていて、そのまま引き上げてきますと、その先には、ふちが赤色の透明な箱がでてきました。
その箱の中にも、きれいな花が入っています。
その箱を、先ほどの青色の箱の上に重ねます。
もう一度、紙袋の中を見せたり下にして、中には何も入っていないことをアピールします。
次に、おまじないをかけて、紙袋の中に手を入れます。
すると、手には黄色の紐をつかんできます。
そのまま上に引きあげてくると、ふちが黄色の透明な箱が出現してきました。
箱の中には、お花が入っています。
その箱を、赤い箱の上に重ねます。
合計で、3つ透明な箱が出てきて、スタンドテーブルに3段重ねになりました。
最後は、紙袋もスタンドテーブルに乗せて、ポーズを決めて、このマジックを終わります。
とてもきれいで華やかな手品です。
参考動画のリンクを貼り付けておきます。
テレビでドリームバッグを披露したおばあちゃん
2018年12月29日放送の、「爆笑明石家さんまのご長寿グランプリ」というテレビ番組で、このドリームバッグを披露された方いました。
それは、70歳を過ぎているお婆ちゃんでした。
手品を習い始めた、ということで、テレビで披露していました。
お婆ちゃんは、紙袋の中は空であることを見せてから、おまじないをかけて、中から紐のついた箱を引っぱりだしてきました。
連続で、3個の箱を出します。
出てきた透明な箱には、両端に紐がついていて、紐をぴっぱり上げると箱が吊り上がるようになっています。
透明な箱は、お花が2つほど入っています。手品用のお花で、ミリオンフラワーというものです。
ご長寿グランプのスタジオゲストで出演していた、いとうあさこさんは、お婆ちゃんが披露していた手品そのものには、拍手をしていましたが、
紙袋の中からでてきた、箱を見て、「あれはいったい何?」と叫び、スタジオの笑いを誘っていました。
実際、何というのでしょうか?
花カゴとか、フラワーボックスと言うのでしょう。
手品をやっている人たちにとっては、当たり前の手品グッズなので、深く考えることはないのですが、一般の人から見らたら、たしかに、あれは何?と言いたくなるようなオブジェなのかと思います。
ドリームバッグの不思議な見せ方
ドリームバッグは、練習不要で簡単にできる手品です。
簡単であるがゆえに、見せ方に工夫をしていかないと、不思議さが伝わりにくくなります。
何度も披露しているうちに、不思議さが伝わってこなくなります。
現象そのものが、袋の中から箱がでてくる、という単調なものだからです。
しかし、見せ方を少し工夫するだけで、さらに不思議に見せることができます。
通常は、紙袋の中に右手を入れて、右手で紐を引っ張り上げてきます。
そうではなく、右手の位置を固定しておいて、左手で持っている紙袋のほうを、右手に近づけて、袋に入れます。
そして、袋から箱をとりだすときも、右手で紐をひっぱりあげるのではなく、右手を固定したまま、左手で持っている紙袋のほうを下げてきます。
そうすると、同じ手品でも、手を動かしていないのに、紙袋から箱が出現してきて不思議に見えます。
この見せ方の解説をしている動画がありますので、ご参考ください。
ドリームバッグの通販
ドリームバッグは、マジックショップで販売されていますが、もっと手軽に購入したい人にとっては、ネット通販のamazonでも販売されていますので、ご検討ください。
最後に
今回は、手品グッズのドリームバッグを紹介しました。
高齢者の方で、これから手品をはじめてみたい、と思っている方にとっては、取り組みやすい手品です。
練習不要で、簡単に手品を披露したい、子どもの前や、老人クラブなどの高齢者同士の集まりなどで、何を披露しなくちゃならないと言う方にとっては、最適なマジックグッズです。
手品道具を使わずに、手や腕だけで手品を体験してみたい、という方には、私の別のページで、手だけで簡単手品を紹介していますので、合わせてお読みください。
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