輪ゴムマジックで、指を貫通する簡単手品の種明しとやり方について紹介します。
この輪ゴムマジックは事前の準備さえできていれば、すぐにできる簡単な輪ゴムの貫通マジックです。
この輪ゴムマジックは以前、テレビのマジック番組でもやり方とタネあかしをしていました。
ただし、このマジックのタネを知らない人に見せたときは、思いのほか、ウケることがあります。
あまりにウケるので、種明かしをするのがもったいないと感じることがあります。
まずは、輪ゴムマジックの貫通現象について説明しますね。
相手に自分の中指をしっかりと握ってもらいます。「けっして中指を離さないでください」と言います。「あなたが私の中指を握ったままでは、私の中指に輪ゴムを入れることはできないですよね」と言います。
その状態で、輪ゴムを中指に貫通させるという手品(マジック)です。
タネが分かると、なーんだと思うかも知れませんが、現象だけ見ると、とても不思議に思えるマジックです。
まずは、その指にハンカチを上からかけます。そして、ハンカチの下から輪ゴムを入れていきます。
そして、ハンカチをはずすと、相手は自分の指を握ったままのに、輪ゴムが中指に貫通しているのです。
この輪ゴムマジックの種明かしは、あらかじめ自分の手首に輪ゴムを1本かけておくことです。そして、袖は服でしっかりと隠しておきます。
上からハンカチをかけるときは、自分の手首あたりも隠れるようにかけます。
この輪ゴムの貫通マジックでは、使わなない輪ゴムの処理の仕方に、ちょっと工夫が必要です。
やり方は、ハンカチの下から、右手で輪ゴムを入れて、一度左手で輪ゴムを持ちます。
そして、空いた右手で、左手首にかかっている輪ゴムをおろして きます。
最後にハンカチをとるときには、左手に持っている輪ゴムと一緒にとって、ハンカチの中に隠してしまうと、うまく処理できます。
とてもシンプルなタネですが、タイミングがあうと、とてもウケます。
オープニングにこの輪ゴムマジックを披露してから、輪ゴムの移動マジックや、切れない輪ゴムの復活マジックなど、次の輪ゴム手品に移るとスムーズに展開できます。
大切なのは流れです。
マジックは単発で終わらないようにすることです。
輪ゴムを使ってマジックを見せたなら、その輪ゴムをテーマにいつくかのマジックを見せていくことが大切です。