サイト管理人の
週末マジシャン・バッザと申します。
196○年生まれ。
私のページに興味を持っていただきありがとうございます。
今から約20年以上前に、書店で見かけた、マジックの本に興味を持ち、数冊購入して、飲み会などで見せていたのです。
即席で覚えたマジックでしたので、本当にしょぼい手品ばかりでした。
すると、それがたまたま町内の人の目にとまり、手品の講師を依頼されました。
町内の一般人向けの講座で、なんでもいいから、一コマを埋めなければならなかったようだったのです。
「いやいや、人に教えれるほどのマジックなんてできませんから」と一度は断ったものの、
「他に人がいないから」という理由で、なかば無理やり講師を引き受けることになったのです。
対象は一般の大人でした。
講座では、初歩的なマジックを見せました。
「手品の講師っていうくらいだから、それなりにできたんじゃないの?」って思ってますか?
手品の講師といっても、最終的には種明かしをしてやり方を教えているのだから、「こんな手品がありますよ!」って程度なので、実演の演技なんかは失敗しても、乗り切れてしまうもんなんです。
なので、それほどの盛り上がりもなく、私としては、無事?にその講座を終えることができました。
これがマジックを始めるきっかけのとなったのです。
後日、口コミで「近所にマジックができる人がいる」と噂が広がり、イベントや町内会、保育施設などから声がかかるようになりました。
でも、噂が先行しただけで非常に困っていました。
私は、よくある手品本で覚えた初歩的なマジックしかできなかったため、噂と実力のギャップがとても離れていたのです。
そのため、依頼した人も、さぞかし期待はずれだったと思いました。
極めつけは、小学生が集まるパーティーでマジックを依頼されたことでした。
本番で、子どもにマジックを見せようとした時、
「それ知ってる~!」と子どもに言われ、あまりに緊張して、ハンカチの裏に隠していた種を床に落としてしまったのです。
本当に致命的な大失敗をしたのです。
すると、子どもたちからは「ほら!やっぱりなぁ~」なんて言われて、大恥をかいたことがありました。
あのときのマジックショーはトラウマになるほど、嫌な思いをしました。
そのくやしさがきっかけで本格的にマジックを身に付けようと思ったのです。
当時は、まだインターネットがそれほど普及してはいなかった頃です。
何からはじめて良いか全く分からずでした。
市販の本は数冊買ってはいたものの、ほとんどゼロからのスタートでした。
当時は、デパートのおもちゃ売り場に通い、マジックの実演を見ては、マジックグッズなどを購入するなどして、少しずつネタを増やしていきました。
マジックグッズを購入する際は、
「買わないとタネは分からないし、買ってもできなかったらお金が無駄になるだけだ」と思い、1,500円くらいのネタ一つ購入するのにも、迷っていました。
無駄なお金も使い、失敗を繰り返してきました。
最初の頃に悩んだのは、マジックを見せても、周りの人たちが、驚かずに、黙ってしまうことでした。
拍手がもらえないのです。
不思議なんだけど、相手を黙らせてしまい、単に不思議な現象を見せているに過ぎなかったのです。
当時の私は、ただ単純に、相手に種がバレないことがマジックだと勘違いしていたのです。
「相手を楽しませる」、というエンターテイメント的な視点が全くありませんでした。
あるとき、東京のマジックショップ行き、
「マジックを見せても相手が黙ってしまい、拍手をもらえないんですよ」と相談したところ、
「それはオチを用意していないからだよ」とアドバイスされたこともありました。
ついでに、当時7,000円もするマジックの本をすすめられて、つい買ってしまったこともありました。
そのときは、何も分からず、騙されたという思いで購入しましたが、その本は、貴重なバイブル的な本であると理解したのは1年くらい経過してからでした。
「ターベルコース」って本です。
マジックショップ通い、マジックバーに通い、セミナーなどにも参加し、新聞広告に出ていた通信講座も受講し、多くのネタやビデオ、DVDを購入してきました。
ようやくテーブルマジックで、トランプやコインなど、それなりに見せることができるようになったのに、約3年くらいかかりました。
腕を磨くために、飲み会や合コンでも頻繁に披露するようにしたのです。
多分、ウザいと思われていた場面もあったと思います。
ただ、マジックを見せる経験が多くなると、どのネタがウケて、どのネタが反応が悪いかなどが、肌で分かるようになってきました。
そして、口コミや知人からマジックを依頼されることも多数でてきました。
その場合、ほとんどは大人数前で披露する場面が多かったのです。
ここでも多くの悩みがありました。
テーブルマジックであれば、トランプやコインマジックで数種類のマジックを披露することができるようにはなったのですが、大人数向けのネタはそれほど多くはなかったのです。
依頼されるとなると、時間的には、およそ20~30分くらいで、30人、50人、100人という人数の前で披露するという環境であったのです。
サラリーマンとして、その合間にマジックを披露するため多くは週末を利用しての活動でした。
マジックを披露する前日は、毎回、夜中の3時くらいまでネタを選び、練習し、披露するという日々を過ごしていま した。
ステージマジックでそれなりに見せることができるようになるまで、5年はかかりました。
おかげさまで、レストランやデパートのイベント、老人ホーム、保育園、企業のパーティーなど、いろいろなところで経験をさせていただきました。
今でも、試行錯誤の繰り返しではありますが、アマチュアでありながら、見せた相手には、それなりに喜んでもらえるようになりました。
練習はもちろん継続していたのですが、それ以上に、おそらく、マジックに対する考えが変わっていったからだと思います。
それは、自分の技術やすごさを見せびらかせるような、いわゆる「自慢」のためのマジックをやめたことです。
あくまでも視点は、相手にあり、相手がどう思うか?観客が楽しめているか?という視点で、マジックを見せるようになったからだと思うのです。
本当のマジックとは、私にはまだ分からないですが、ただ、言えることは、自慢のマジックをやめて、相手を楽しませることを視点に置くことによって、好意的に見てくれる人が増えてきたということです。
マジックを始めて、20年以上経過しました。
ある程度の経験を積んできましたので、情報発信をしようと思い、このサイトを立ち上げました。
youtubeでも動画をアップしています。 週末マジシャン・バッザ
また、マジックのDVDも作って販売しています。
これは、自分が今まで披露してきて、「使える」と思ったものを紹介しています。
私のマジックのレパートリーは、正確に数えたことはないですが、
これまで、100種類以上は試してみましたが、
実際に使っているものは、その半分くらいだと思います。
ただ、30分~40分くらいのマジックショーに対応できるレパートリーを持ち合わせています。
マジックショーは、余興、イベント、パーティーなど口コミを中心に依頼されています。
あと、飲み会では、その場でリクエストがあると見せています。
その他、積極的に介護施設、グループホームなどに訪問して、マジックを披露しています。
このサイトでは、簡単なマジックの種明かしも紹介しています。
ここでは、比較的一般的にも取り組みやすいマジックです。
もちろん、私は、現在でもマジックを披露している側ですので、やみくもに何でも種明かしをするつもりはありません。
ここで種明かししているマジックは、比較的簡単なものや、主にテレビなどでも、一般向けに、紹介したものを中心に公開しています。
今はインターネットが普及して本当に便利になりました。
私がマジックを始めた頃は、いったいどこで、どのようにしてマジックを覚えていけばよいのか、本当に分からず、悩みました。
今では知りたい情報をすぐに見つけることができます。
マジックをはじめたいと思う人も、すぐにその情報を手に入れることができるようになりました。
ただ、今は便利になった反面、マジックという不思議さや秘密の度合いが薄れてきてしまいました。
タネを調べようと思ったら、すぐに知ることができます。
ただ、大切なことは、マジックは「タネ」という秘密を知っているから、「他の人とはちょっと違う存在である」とか「 選ばれた人間である」とは、絶対に思わないことです。
そんなマジシャンは嫌われて、二度とあなたのマジックを見たいとは思わないでしょう。
これは、私自身が、戒律として守っていることです。
大切なことは、マジックは相手の楽しませるためにあるものです。
そして、有効なコミュニケーションツールの一つとして使っていくことが重要です。
このサイトにあるマジックをきっかけに、人を楽しませる喜びを感じ取っていただければと思います。
そして、その喜びを少しでも感じ取ったら、あたなもマジックの魅力にとりつかれ、どっぷりとこの不思議な世界にハマっていくことと思います。