スポンサーリンク
ハンディキャップを乗り越えたマジシャン
2018年10月22日放送の「1番だけが知っている」
という番組で、
世界1のマジシャンが紹介されていました。
紹介していたのは、Mrマリックさん。
マリックさんはこれまで1万人以上のマジシャンを見てきたという。
その中で、とんでもないマジシャン、ダントツのマジシャン、世界で1番のマジシャンがいるという。
誰にも真似できないマジシャンだというのです。
番組では、かなりひっぱっていました。
その世界1のマジシャンは、リチャード・ターナー。
リチャード・ターナーは、アメリカ・サンティエゴ生まれ。
カードマジック専門のカーディシャンである。
そしてただの、カーディシャンではない。
40歳の時に、視力を失ったという。
つまり、全盲のマジシャンなのである。
視力を失って以来、1日16時間以上、いつでもカードを持ち歩き、練習していたそうだ。
湿気などで、何のカードか分かるようになったという。
つまり、
視覚情報は遮断されてしまったことによって指先の感覚が研ぎ澄まされているのです。
ハンディキャップを背負った人は、何か違う部分が異常に発達するという話はよく聞いたことがあるが、目が見ないで、マジックをする人は私も初めて知った。
リチャード・ターナーは、ハンディキャップを補おうと、1日、16時間もカードを離さず、練習していた。
障害者ということで、子どもの頃にバカにされていたが、いつかそれを見返してやろうという反骨精神があったようだ。
あなたは、マジックを披露するときに、何かハンディキャップを背負ってマジックをしたことがありますか?
単なる練習不足ではなく、アクシデントによって、通常のマジックを披露することができなくなったことはありますか?
今から15年ほど前に、私は、運動をしてる時に指の骨を折ったことがある。
その、1か月後には、レストランでマジックを披露することを依頼されていた。
このとき、一瞬絶望感を味わった。
依頼者の期待を裏切ってしまうのか?1か月で指が動くようになるのか?今までの、動きができないのではないか?
など、不安で頭がいっぱいだった。
その1か月間は、できることをやった。
多少の動きは悪かったが、なんとかその場をやり遂げることができた。
今現在は、自分は少なくとも日常生活の中で、身体が不自由なく暮らしていける。
そんなめぐまれた環境だ。
そんな環境で、マジックをすることができることを感謝しなければならない。